収穫の秋
奇麗な鱗雲。
このところすっかり涼しくなって、秋がやってきた感がある。
今年は夏野菜の収穫も「収穫の秋」の行事かな。
奇麗な鱗雲。
このところすっかり涼しくなって、秋がやってきた感がある。
今年は夏野菜の収穫も「収穫の秋」の行事かな。
学校は夏休みに入った。
信州は何故か短い夏休み、だけどやはり長い。
先日野菜を取ってくださっている主婦の方に聞いた言葉が可笑しくて笑ってしまった。
「子供に捧げる夏休み」
そうですよねぇ。子供の夏休みは、大人にとっても一大イベントですね~。
先週、ぎっくり腰で海水浴が流れたことで、不覚の涙を流し、その時思ったことは、夏休みに何とか都合つけて1度連れて行ってやれないかな、ということだったが、なんのなんの、この夏休み、我が家には、父母、義母が交代でやってきて、世話をしたり、遊んだりをしてくれる。足腰悪くて大変そうだけど、それが気持ちの張りになっているのだしな。あと、かみさんが実家に連れて行ったりなんだかんだで、僕にとっては有難い、かなり「子供から開放される夏休み」、そして「思う存分畑に捧げる夏休み」になりそうなのだ。よ~し。
夏野菜の生育はあまり芳しくなく、作業も遅れがちだというのに、今月は8日間も休んでしまった。
宅配の出荷も3回休んだ。
お休みの連絡をすると、「いいですよ、大丈夫です。待っていますから、無理はしないで下さい。無理して悪化させて、長く休まれる、或いは辞めてしまう、というのが私にとっては一番困ることですから」と言ってくださった方。
野菜の生育不良でセットの内容が不十分で心苦しい気持ちでいたら、「自然任せで、採れたものを味わってありがたくいただきます!」とか「時期によりアップダウンがあることも定期便の醍醐味です」と、励ましてくださる方々。
胸を張れ、シャキッとしろ!という言葉だったのかもしれない。
ダメならダメ、いいならいい、無理なら無理、やるならやる、うむ、そうだよな、自分に向ってこう叫びたくなったなぁ・・・ ケジメなさい!!
ゴホン、さて、これからの1月はマジで勝負どころ。
皆様のお宅に野菜が届いた情景を思い浮かべよう。
箱を開けて、カードを見て、手に取って、調理して、口に入れる、その中で、ささやかに違いないけれど、幸せな気持ちになっていただくこと。そこを演出するのはなんといっても野菜であることは間違いない。
その大事な大事な野菜と、畑でひたすら向き合う夏としよう。
結構早い時間から雨が降りだしたので、今日は思い切って休みにしよう、とすんなり決められた。ああ、ちょうど良かった、水遣りは雨に任せた・・・。
いや、本当は天気にかかわらず、昨日の午前中までは立つことも出来なかった腰の状態なのだから、今日1日位は休んだほうが良いのだ。
さて、調べ物。
腰痛対策は何よりインナーマッスル!と教えてもらった。さて、そのインナーマッスルを検索すると・・・本当に便利な世の中だ。いくつも情報がでてくる。中には動画の中で先生が、インナーマッスル強化体操等といって分かりやすく説明してくれる。
これまでインナーマッスルというものを、まあ知ってはいたが、健康ブームや何とか体操、その手の情報には、僕はどちらかと言うと背を向けていた。自分が実際教わったり考えて決めた体操のみを、30分、10年以上毎朝欠かさず続けてきた。・・・とはいえ、その間をあらためて考えてみれば、これだけぎっくり腰を頻発する。そうなれば、朝体操部門は要検討対象になる。
こだわりを緩め、より良いものを探し、取り入れなければ。
思い出せば、いろんな種類の野菜作りを始めた頃、夢中でいろんな本を読んで(まだパソコンは持っていなかったし使えなかった)ノートに写したりして参考にした。ノート持参で畑に行き、そこに自分なりの方法を試みながら、試行錯誤の連続だった。
そして、今も試行錯誤は続いている。勿論成功を目的とした取り組みだけど、その試行錯誤こそが栽培の醍醐味かなぁという思いも一方にある。
どうやら自分の身体もそれと同じことだ。もっといえば、そこに繋がる心も。
肝心なときに崩れる腰、そして繋がる心、その持ち主である自分自身と、これからもしっかり向き合って、学び、育てていかなければいけないのだ。
そして、その醍醐味はかなりでかい、だろう。
野菜や果樹と同じように、自分の栽培にも取り組む。同時進行で。
と、考えてみる。実は、それらは関連している、繋がっている。そして更に他のあらゆるものに繋がっているのではないか。
となると、まず最も身近な自分の栽培、これは特に意識して大事にすべきではないか・・・。
さてさて、動画を参考に、いくつか試してみて、自分の感覚と照らし合わせて、良いものがいくつかみつかった。
とりあえず、朝体操を改革しよう。30分の体操が60分になったとしても、栽培作物抱える身で、1月にまるまる8日も寝込んでしまうことを考えれば、どうってことはない。ゆったりとした呼吸をしよう。
腰痛から復帰してこの2週間ほど、(自分で言うのもなんだが)かなり猛烈に仕事をこなしてきた。
昨日も夜7時40分まで仕事して何とか区切りをつけた。
この間の活力源の1つにしていたのが、今日の海水浴の予定だった。
多忙な一家が相談し、ここだけは思い切って皆で遊ぼうと決めていたのだった。
さあ、張り切って出発、だが、まだ少し時間がありそうだと、少しでも畑で草むしり・・・なんて小さなことを考えたのが命取り。
ここでまた、来てしまうんですなぁ、ぎっくり腰[E:weep]
ほんと、情けなくて泣けましたわ。
最高の海水浴日和、枕を濡らして寝てました。
いや、しかし、ここまで。
気持ちはポジティブに切り替わりました。
自分を責めたり、人を責めたり、何かを責めたりする不毛の時間は、極力短くしたいと常々思います。
そして、こういう記事を書いてしまうと、腰のこと、さすがに呆れられてしまうでしょうか。
心配してくださる方には、心から感謝致します。でも大丈夫です。心配は御無用です。
自分の身体、自分の人生、自分自身に起こること、それらを常に前向きに捉えて付き合っていこうと思います。
1月前からズッキーニの花は咲き始めているのに、まだほとんど収穫できない。
これは、受粉してくれるはずの蜂が少ないせいだと思う。
うちの周りを見回せば毎年いくつも蜂の巣が見つかるのに、今年は今のところ2個見つけただけ。蜂アレルギーの僕には有難いことではあるが。
いつもこの時期になり、涼しくて良いかと早朝、又夕方に作業すると、気が変になる程蚊に刺されてしまう。草だらけの畑での作業はそういうものだが、今年は、蚊が断然少ない。まあこれは相当有難い。
ジャガイモの葉を毎年毎年ボロボロに食い尽くすにっくきニジュウヤホシテントウも今年は目立たない。
有難い。
そういえば、ブロッコリーの葉を食べるカメムシがやたらと目に付くが、それは天敵の蜂が少ないせいなのか。
ハッキリ言って作物の出来は今以て芳しくない。
だが、同時に草が思いの他圧倒してこないので助かるのは助かる。
例年大変な、竹林の管理に追われる感じもあまりない。そう、今年は竹の子不作だった。
あ~あ圃場全体が何だか大人しいんだなぁ。生命の絶対量が少ない感じ、と表現したら当てはまるかな。こんなことをこの時期に感じるのは今までで初めての経験だ。
僕の野菜作りのベースとなるのは、「生命に溢れた圃場」であるのだから、この今の圃場の姿こそが、今年のここまでの野菜の成績を物語っている。
旱魃の影響、大きいよなぁ。ほんと尋常ではなかったから・・・。
いやいやそれでも、プロの仕事なら、毎年同じように成果を残すことを要求されるものなのだ。そのための技術もあるのだろう。
そうやってこの社会に貢献することで生計とは立てていくもの。ただ悩んでみたって糞の役にも立たないのだ。
理念があるのなら、ちゃんと発信して、何にせよ社会貢献に向わなければダメなんだよな。社会のお世話になっているだけでは。
まあ、そうですね。前向きにやっていきます。
ギラギラと暑い日々の後に涼しい風が吹く。
ほっとする感覚はない。僅かに物悲しさと、身が引きしまるような思いがある。
肝心なところに差し掛かっている。
夏至を過ぎて暫らく経ち、実りの季節に、そして最終章、冬へと向かっていくベクトルを感じる。
これからの季節は、人生の半分を過ぎた自分の年齢とリンクする。
自分の”これまで”は、はたして”これから”に何かしらの実りを用意しているだろうか。
この頃、多分巷でもそうだろう。
大体において多いのが、「暑くて参るねぇ」とか「堪らんなぁ」とか、そういう会話。
別にいいといえばいいことだし、あえてこんな事いうと不快に感じる人がいるのも分かるから躊躇するが・・・まあ言ってしまえば、それ嫌いなんだよなぁ。
簡単に参るな!少しは意地を見せろ!楽な方楽な方にいくな!走行してるほとんどの車のウインドウが閉まってやがってふざけんな!
そんなことを思ってしまう。
参らないで頑張れば、そのうち大概のことって慣れてくるもんじゃないか。我慢せずにクーラーを適切に使いましょう、なんて、軽トラで移動中何度もラジオで言っていたけど、もともと我慢しようなんて考える人は少数派だろう、その人間の性癖の為に他生物の命は簡単に葬られ、自然の生態系が壊れ、世界が殺伐としていくのだと、何故それぞれがもっと真剣に考えないのか、我慢しろっつんだよったく・・・人間はそんなに偉いのか!
こんなこと書いて、お前はそんなに偉いのか、と言われたら、何も言えず首を横に振ることになる。そりゃあそうだ。誰も偉くないし、優れてもいない。人間は常に謙虚じゃないといけないのだ。
ギリギリまで我慢することを皆で始める時代だと思う。「暑いですが冷房はなるべく使わず頑張りましょう。人間は強い生物です。そのうち慣れるものです。あ、そうですね、我慢というのがいけないかもしれません。つらいことを耐え続けるだけではありません。最初つらいと思うことも乗り越えられた時には喜びに変わるものでしょう。それはなにより尊いものです」とか、ラジオのジョッキーは言ってくれればいいんだ・・・。
畑で、旺盛な「雑草」と言われるものの生育を見ていて思うのは、これを苦くて嫌だと言いやがったんだなきっと昔に、ということ・・・「もう少し食べやすいと良いよねぇ」「よし改良しましょう、改良改良」「了解了解」「そうだそうなれば幸せだなぁ」・・・空腹を満たし栄養を満たすことから、食の喜びが変革し、”美食”なる文化の兆しが生まれたのがその時。そして、まもなく耕し始めたんだろう。
考え始めるとついついネガティブな方へ向かってしまいそうになるが、そっちに進むのは良くない。
人間はいろんな能力を持たされて創造されたのだから、致し方なかった点はある。・・・というか、ここまでの過程は良し、もうよし。チャラにして、新しく発想していけばいいのだ。やりすぎたけど過去は過去、さあ挽回していこう!って。
そういうタイミングなんだって、多くの人がうすうす感じているようにも思う。実際に行動に移す人も多くいると思う。
でも、がっちり構築された現代の社会が自衛手段として、そこに歯止めをかけるのだ。
人々の気の流れがそこへ向かわないように、鍵をかけようとしているとも感じられる。
この社会は「さあ、楽をしましょう」みたいな誘惑ばっかりだ。その上で歯車が回っている。
僕はこの頃、「夏が好き」「暑いのはつらくない」「全然平気」(むしろ)「嬉しい」とそればかり繰り返し繰り返し言っている気がする。
周りが、暑いねぇ・・・ばかりだからそうなる。
変な顔をされるが、それが口癖になる程言っていれば、本当にそうなるものだ。
あっ!遅い、いくらなんでももう寝ないと。
最後ベストショットを
「ご来光7月12日 畑にて」
野菜は前回(前年)同様に課題をクリア出来ませんでした。お許しください。
早い梅雨明けだったとはいえ、今年もアウト[E:weep]悔しいなぁ、いけると思っていたんだけど・・・
大きく育った苗を購入するとか、マルチを張るとかは勿論せずに、何とか・・・又来年へ課題です。
あーしかし暑いー はやく3点セットでビール(風味ノンアルコール飲料)飲みて~~
娘に短冊を飾るから何か願い事を、と言われて「もうぎっくり腰起きませんように」と書いた。
今日も願うというより祈りながらの作業。刈り払い機を6時間回し、夕刻作業を追えて時計を見ると7時40分を指していた。
いけるいける。乗り切れそう、乗り切るぞ、やるしかない。
1に気合、2に気合、3,4がなくて5に祈り。
怪我の前にやろうとしていた作業があった。
もうギリギリだ・・・と思って小さな牛蒡の芽の周りの草を取りたかった。
同じく落花生、人参、サツマイモも負けそうだから草取りしないと、と思っていた。
まだまだ他にも、かぼちゃもサトイモもショウガも葱もその時点で「ギリギリ」と思っていた。
ギリギリの綱渡りのような作業予定がぷっつり途切れて、さてこれからどう取り組んでいこう。
とりあえず、もう休むことはできない。痛みと戦い草と戦って、作物の命救えるだけでも救ってやるんだ[E:dash]
・・・・
作業の合間、腰の重さに潰されて畑に倒れこんでいるときに、柿の木に実が見えた。植えてから7年と半年、初めて生っているのを見た。
ああ、思えば、いつも追い詰められたような心境でやってきたような気がするなぁ。でも、粘って粘って、やってきたなぁ。こうして初めて柿の結実を迎えるまで粘った年月は、気がつかないけれど自分の中で大きな財産になっていると信じたいなぁ。
畑にはやらなければいけないことが山積みだが、まだ腰を曲げることも伸ばすことも出来ない。
それでも、この最も仕事量の多い時期、少しづつでも進めなければ追いつくことが不可能になってしまうので、比較的腰に負担がかからないと思われる大豆の摘芯作業をやった。
そんなに大した量ではない、800株ぐらいだが、スローモーションのような動きなので、1時間以上かかった。そして終わったときドッと腰が重くなって暫らく畑で寝転んだ。ハァ~今日はそこまで・・・。
回復度合いは、意に反してゆっくりとも思うのだが仕方がない。
3日前のことを考えれば、天国にいるようなものだ。一昨日のこと、昨日のことを思い出しても、確実に着々とよくなっている。どんだけ望むんだ、と神様怒るだろう。
そのうちベストコンディションがくるはず、それまでイライラせずに喰らいついていこう。働けるだけでも幸せなんだ。
今から丸3日前、月曜の昼前頃ぎっくり腰になり、今回は”ズズズぎっくり”(勝手に命名 軽い)ではなく、”バシ!ぎっくり”(同 強烈)だったので、それからの72時間(24×3)のうち68時間程は布団の上で横になる羽目になりました。ただただ横になり寝返りも打てず熟睡とはいかなかったにしても、充分すぎる程の睡眠時間を取ったことは確かです。この1番の農繁期に、これは得がたいもの。ありがたいと考えましょう。
植え付け作業中の怪我だったので、苗などほったらかしで這って帰ったわけですが、それを回収してもらえる農家仲間がいて、日曜の孫のバレエの発表会を観るためだけに遠方からやってきたのに、予定変更で更に滞在してくれて、家事や苗の水遣りまでやってもらえる義母がいて、心配なくただ横になっていられたのです。恵まれていてほんと幸せです。
そしてようやく、ゆっくりゆっくり立ち上がり、パソコン前に座れるようになりました。
さあこれから、僕のやることは1時間でも早く農作業に復帰することです。
もうぎっくり歴も長く、そのあたりの術は経験から大概心得ていますので、そこに基づいてあせらずやっています。
~ぎっくり腰回復マニュアル~
・初期は絶対安静を守る(というか動けないので守ることになる)。
・動いてもいないのに余り食べない(初期だけでなく仕事復帰まで)。
・水分はしっかり取る(痛風対策も兼ねて・・・これで痛風まで発症したら目も当てられない)。
・・・その分近くなるので、初期はおまる(又は代用品)を近くに設置する。トイレ通いの苦労は心身に良くない。
・眠気もないのに1日の大半を横になって過ごすのはつらい。少し回復してきても、暇だからといってエッチなことは考えないようにする。考えたとしてもこの期間中の射精は厳禁!腰が抜けたようにどん底に落ちる。
・・・ひっ、暇ではない!現在の畑をイメージして大幅に狂った予定の組み直しや、動き方の再検討、ゆっくり今後の計画を練る、新聞を隅々まで読んだり、読書、音楽・・・ こんなときしか出来ないことは多い。あとはブログや、段階的に軽い運動、ストレッチ・・・。
・無理な(脂汗交じりの)運動や体操(ストレッチ)も禁物だが、絶対安静期を過ぎたら(今がそう・・・これは自分の感覚)多少痛みを伴う動きも入れる。刺激を加えることで身体がゴーサインを受け取り回復スピードを加速させる(直っていくベクトルをしっかり意識する)。
・ぎっくり腰は疲れが溜まっていた腰がリフレッシュのために一時的にクラッシュするものと捉え、新鮮な若返った腰を手に入れたことをイメージする。
・健闘を祈ります。