時間

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小さい頃の僕は、ずっと1人で同じ遊びを繰り返しやっているような子だったらしいのだが、今は変わった。

没頭してたんだなぁ、子供の頃は・・・。

 

落ち葉掃き集め、干し柿保管、大豆たたき、大豆選別、大根収穫、貯蔵と吊るし、木の伐採、物置き補修と増築、蒔き割り・・・ やるべき仕事が多かった。全て今日の作業だが、1つとしてやり切った感はなく、「これを(1つのことを)そんなにはやっていられない」という強迫観念を抱きながらの作業になってしまう。

だから仕事は大体が中途半端になる。尻切れトンボのスパイラルのよう。納得いくまで没頭できたらどんなにいいだろうとは思うが、もうすっかりそれが出来ない体質になっているような気もする。

スケジュールに追いかけられて、いつでも「時間」が頭から離れることがない。

社会人とは、皆そうなんだろうかなぁ、多かれ少なかれ、誰でも。いや、凡人は、かな?小心者は、なのかな?

 

もしかしたら、1人で全ての仕事をすることの1番大きな弊害はここだろうか。

スケジュール管理人でありタイムキーパー兼作業員というところ。

作業を全てしっかりやるとしたら、スケジュール通りにいくことはあり得ない・・・。

 

まあ何を愚痴ろうが、時間から逃れることは誰にも出来ないのだから、やはりこの中をうまく泳ぎながら、納得できる仕事を形作れるように考える、そして努力する、少しづつでも・・・ということでしょうかね。

もうすぐ師走、皆さんも一層忙しくなりますね。 

 

ご心配有難うございました

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「長野県で」ということで、御嶽山の噴火のときもそうでしたが、先日の地震の後に何人もの方から連絡をいただきました。

自分なんかを気にかけてくださる人がいるというのは本当に有難いことと感謝、感激でした。有難うございます。

 

 

日曜日は予定通りアースデイマーケットに出店し、青空の下(東京の空も青かった!)代々木公園ケヤキ並木の落ち葉シャワーを一日中、堪能してきた。

人の波を眺めるのはいつも新鮮だし、訪れてくれた15年ぶりの友と再会し、従兄妹と語らい・・・ ここでも気にかけてくださる人の有難さが身に染みて、東京行きはハードだけどこれが止められない。

最高の天気にイベントは当然の如く盛況で、関係者各位の日頃の勤労が天から感謝されたかのようでもあったかな(勤労感謝の日)。 

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一転して、今日は1日雨シャワー。冷たい雨のなかで収穫出荷作業。

でも決して手を抜かずにやろう お天道様は見ている そして人様も

と思いながら。

 

冬に備えて 

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すっかり冷え込むようになった。今朝の気温-3℃、明朝は-5℃という予報。

霜を受けると野菜の甘みが増すとはいえ、強烈なのが度重なるとダメージは大きい。

近隣の畑をみると、大根や白菜は姿を消している。既に貯蔵してしまったのだろう。

先輩農家の常套手段を見習って間違いはないのだ。さっさと取り込んでしまわなければ。

しっかりと貯蔵して、5ヶ月間食い繋がなくてはいけない。

さて、まず今日はかなりの本数の大根を抜いた。そして土を掘った穴に埋け、沢庵用に吊るし・・・。 

 

 

そうそう、ギリギリのタイミングで・・・ 週末の3連休は月一恒例のアースデイマーケット。今回は初の3日連続開催です。うちはギリギリでも平地では収穫のピーク期。盛りだくさんでしょうね、この時期は。

10月はあいにくの荒天でしたので、このイベントが賑やかに盛況であればと思います。

 

当農園は中日23日(日)出店予定です。 

 

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常套手段に行き着く

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大豆の脱穀作業。

からからになったものを地道に叩いていく。

よほどマメじゃなきゃ出来ない豆仕事だが、それでも例年よりはスムーズだし楽しい。 

 

今年は、以前山で枝打ちしたときに持ち帰り作ったさわらのつえを使っている。

重さや形状が、隣の畑で毎年大豆をたくさん栽培するおばさんの使っていたものに近いものを選んで引っ張り出した。

ベテラン農家の常套手段を今頃見習っている。

 

この2年ぐらいは100円ショップで買ったミニ熊手を気に入って使っていたが、今にして思えば、打撃部分に力が伝わりきれない感じだった。威力がなければ豆が出きらず残ってしまう。

竹のしなりが効果的だろうと思っていたが、しならせる部分は先端よりもっと手前でないと、インパクトまでの加速が不十分だろう。

竹刀より木刀の方が当然威力がある。そして剣道の面打ち同様、要点は手首(スナップ)を柔らかく利かせることだ。

 

最近時々考える。

自分の思い付きが先人の知恵を超えることなんてことは、皆無ではなくとも非常に少ないな、と・・・当然なのだが。

なぜ耕すんですか と聞いたら、耕すものだから耕すんだよ(けっ) 

とめんどくさそうに答えた以前勤めた農業法人の親方風に言えば、

こういう棒で叩くもんなんだよ(けっ) てとこだろう。

 

素直に、まず基本を学ぶという姿勢で入るなら、結果として自分の周りのいろんな展開もスムーズに動いていくのだろう。あらゆる面において「基本が大事」であることは明らか。

だが人に習うことが出来ず、ノウハウがあるとことごとく反対を探してしまう性格を、今更変えるに変えられない僕は、基本点にたどり着くまでにどうしても時間を要する。ハハハようやくスタート地点だね、なんて・・・

 

 

だけどね~

いいじゃないっすか。

その時間は無駄じゃない、極端にいえばそこが醍醐味っすから。

引き続き自由人でいさせてもらいまー。

  

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確実なこと

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秋も深まり来年のことを考えたりする時期になった。

明るい展望を語りたいし聞きたい。

でも疑り深いタチだから何でもそういう目を向けてしまう。

絶対といわれてもそうでないことって結構多いから。

 

でもどうみても確実なことはある。そしてそれがあるから安心して生きている。

白髪が増えること。子供の背が伸びること。畑の蕨(ワラビ)が増えること。・・・

そんな確実に起こるだろう事は実は無数にあって、そこをベースにどう対処するかっていうのが人生じゃないかと。

それってそんなに難しいものじゃないような気もする。

ので結局、展望は明るい感じ。

 

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究極の美味

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快晴の日には最低気温が0℃とか1℃とかまで下がるようになった。

もう何度か霜が降りて、春菊や青梗菜、ほうれん草や白菜や小松菜・・・葉物野菜だけでなく、蕪や大根も地上部分は変色し始めた。

 

よく言われるのは、2回ぐらい霜に当てると葉物野菜はぐっと味が良くなるということ。

だが、2回当たったところで全て収穫するわけにもいかず、当然季節は進み、続けざまに3、4、5・・・回と霜に晒らすことになる。そうなれば順次枯れていくわけだから藁や不織布の覆いで抵抗してきた、だけど焼け石に水のような気がしてほぼ無抵抗になった。昨年辺りから。

だから今は、今ここでの、期間限定究極の美味野菜!を出来るだけ多く収穫し、出荷し、また自家用で消費したり、何かのお礼に贈呈したり、とにかく沢山の人の口に入ればそれが嬉しいことと思う。誰にとっても確実においしいから。おいしいものは人を幸せにするだろうから。

ということで今日はクタクタ。いつもの宅配は件数多目、アースデイマーケットの代表をされている富山さんが始めた週1八百屋さんにも出荷。有難いこと。沢山人が来るといいな。

 

さて、明朝は快晴、氷点下だろうか?もうギリギリのところだ。 

究極を味わい、そして最期まで見届けよう。

種を蒔きここまで愛情を注いで栽培してきた。

帰るところは皆一緒、俺も。 

  

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