蒔き割りの日
今日の今、やっているそのことに気持ちを集中する。
そんな毎日を積み重ねたい。
今日の今、やっているそのことに気持ちを集中する。
そんな毎日を積み重ねたい。
このところ寒い日が続いています。
もう暖冬という感じがしなくなりましたね。
雪が積もってしまったりすると外では何も出来ませんが、諦めがついてむしろ落ち着くものです。
蒔き割りや片付け等、今出来ることを丁寧に穏やかな気持ちで行なうことができていて平和なここ数日です。
自分の心側のことばかり言うのはなんだか甘っちょろい感じがして憚られますが・・・ 今年に入ってから、特に最近になってとても良いバランスが感じられていて、それが嬉しく幸せなのです。
この曖昧なバランスというものが、農繁期に保っていられるものかどうかはもちろん分かりませんけど。
昨日浸水した大豆を薪ストーブの上でじっくりと煮ている。
外は小雪が舞いとても寒そうなのに、うちに居てアクをとったり色々やっていると汗が滲む。
今年は青豆も黒豆も虫食い等のくずがほとんどないので、ぴかぴかの極上豆も味噌に使う。
「甘くておいしい、いくらでも送って欲しい」と言われるほどの豆だけど、味噌を作らないわけにはいかない。
青、黒あわせて7キロ、これで味噌が約27キロになる計算。
低温で半日以上ぐつぐつと。
水は浸水、煮炊き共山の清水。飲むとほんのり甘味を感じる水だ。豆の大きさは倍以上になったが、おいしさも膨んでいるだろう。
売るほどの量ではなく、これは趣味の味噌作り。
趣味だけにこだわる。
昨夜はかなり降ったようだ。
今朝の仕事は雪かきから。
ところが雪かきした下は氷なのでつるんと滑って転ぶこと2度3度。
早々に切り上げてストーブで手を温めてから出荷作業に移る。
”旬”のセットとはいえないにしても、何とかやりくりして続けてきたが、頼みのの貯蔵野菜・・・たっぷりあると思っていたのに大根が、極細、極小の自家用を除いて底をついた。
ジャガイモや人参、葱、ニンニク、昨日採った葉物の野菜に自家製青豆黒豆手前味噌を加えた苦心のセット。質は落としていないと思うが。
宅急便のトラックが山を上がれず、麓まで荷物を持参する。
今が1年の底になるかなぁ。
次の”旬”が待たれる。蕗の薹。カンゾウの芽。菜の花。
明日は雪だるま&味噌作りの予定!
昨夜の雨が朝までに凍り着きこのあたりは氷の世界のなっていた。
ツララの重さで竹やぶが道に覆いかぶさり、それがきらきら輝いて見えて美しい。
人影を見ない。車を見ない。
祭日だからか人の気配がしない。静寂のなんだか素敵な朝。
つるつるの山道を軽トラで下ってシャリシャリシャーベット状やさいを採ってきた。