卵の評価

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寒中の卵、食べていただき・・・

すごくおいしかった!美しかった!驚いた!感動した!と嬉しい感想が寄せられた。

野菜を褒められた時より嬉しい。

 

鶏を飼うようになってから、野菜の皮を剥くようになった。

厚めに剥き、そして彼女たちが食べられる大きさに刻む。

栄養価の最も高いといわれる辺りは人ではなく鶏に回る。喜んで食べてくれる。

料理に充てる時間は相当増えたが、なんてことはない。

 

僕が思いつく限りの健康的な生活をしてほしいと思って、そんな環境づくりを心掛けている。

そして今は理想的と思うぐらい、皆健康で元気に育ってくれた。

 

こんな鶏が生んだ卵がよい卵でないはずはないと信じているので、卵を評価してくださった方は僕の感覚を肯定してくださったのであり、”良さ”を共有できたという思いでもある。

 

野菜は自然の天候等に委ねている部分が大きいため少し複雑であり、伝えなければならない状況があったりするが、卵には、もうそこにすべてが詰まっている感じ。

 

 

 

だから年に1度かもしれないですが、卵を通じたキャッチボールがとても幸せでした。

感想の連絡くださった方ありがとうございました。

 

来冬はもう産まなくなるのかな・・・

どうなんだろう、そうなってからも僕は自分や妻子より優先して鶏の健康を願って料理し続けるのだろうか??

 

214の日

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どう見ても寒さが苦手だけど、我慢して生きている面々。

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今日は”にぼしの日”らしいので、大好物、いつもの倍あげた。

昨日までと打って変わって暖かかったし、幸せが少し多い日でしょうかね。 

春の兆し

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巻いた白菜がすっかりなくなってしまい、200個ぐらいは採ってある自家用の未結球ものが”旬のといえないセットの1品目。

今日この未結球白菜が春を感じさせてくれました。

真ん中が黄色く伸び、とう立ちの始まりです。

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段ボールに小分けして詰めてあるものですが、ちゃんと生きていて季節を感じているんですよね。

最近、ほんの2,3日前に食べたとき、そういえば若干苦みを感じましたが、見た目変わった感じはしなかった。

それが、暦の立春を合図のように暗い段ボール箱の中で急に立ち上がってきたんです。

すごいなぁ。自然界底知れないや。

 

ふと思うんですけど、人間のメンタルがもっと強ければもっと享受できるんじゃないですかねぇ自然を、死を恐れ過ぎなければ。

それはまあ、いいや。

 

今年はちゃんと立ちますよ僕も。

ちゃんと立て、ちゃんと歩け、ちゃんと喋れ・・・どれだけ言われてきたことか。

でも地に這ってずーーと見てました、自然と人間。

寒い寒い冬ですが、わくわく感が湧いてきてます。

熱量に触れる

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小諸市で開催の野口種苗、野口氏&自然栽培農家、関野氏の講演にでかける。

これ、県が共催の行事とのこと。

それを聞いて思い出したのは、ちょうど15年前、まだ前職の林業をしていた頃、就農相談で県内の役所巡りをしていて、さんざん浴びせられたのは「無農薬なんてはっきり言って無理だから・・・」とかそういう類の言葉ばかりだった、ということ。・・・時代は確かに変わってきたんだな。

 

さて講演会。ほぼ1日がかりの講演拝聴というは初めての経験。

でも実は、事前になんとなく内容のイメージはできたし、なにか目新しい発見を・・・という気持ちはなかった。

どんな講演や書物より、農業技術やいろんな知恵に関しては、近所のおじちゃんおばちゃん宅の植木剪定の仕事の合間に学ぶことのほうが、遥かに多いだろうというのが経験上の認識である。つい先日も大根の貯蔵法について目から鱗の知恵をいただいたところ・・・。

目的はただ、人前で何時間も語れる思いを持つ人の熱量に触れることだった。

 

それは現時点で僕には欠けているもの。

夢や野望をもたず、待っていても絶えずそこに現れる仕事1つ1つをコツコツと淡々とこなすことを良しとする百姓の暮らし。

そして意識することは、僕は鶏以上でも以下でもなく、同じようにただ今を生きられたらいい、ということ。

そこに劣等感などはもちろんないが、いつしかどこか不足感、寂寥感が生じていたのは寒すぎる冬のせいか、加齢のせいか・・・。いろいろあるけれど、ともかく心を灯して前へ、熱く明るく! は人生大事なことだよな、と改めて感じる今日は立春だった。

 

 

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