淡竹
先週から少しまとまった雨が降ったので、竹の子がにょきにょきと顔を出してきました。
今日発送の"旬のセット”のいちおしです。
この竹は淡竹(はちく)というもので、灰汁が少ないので米糠などは使わずに茹でたり焼いたりして食べます。
皮を剥き輪切りして茹でてお浸しに、鰹節と酢醤油でどうぞ。
先端から15センチほどは特に柔らかく絶品です。
先週から少しまとまった雨が降ったので、竹の子がにょきにょきと顔を出してきました。
今日発送の"旬のセット”のいちおしです。
この竹は淡竹(はちく)というもので、灰汁が少ないので米糠などは使わずに茹でたり焼いたりして食べます。
皮を剥き輪切りして茹でてお浸しに、鰹節と酢醤油でどうぞ。
先端から15センチほどは特に柔らかく絶品です。
今度の日曜日は東京朝市アースデイマーケットに出店します。
今年は初めての参加です。
持参するのは・・・東京近郊の方にはきっと、食べたことのないもの、や、見たこと聞いたこともないもの、1度食べたいと思っていたもの、かもしれません。
宝探しのような気持ちでお出掛け下さい。
"旬のセット”のうち、まあ一般に野菜といわれるものは1,2種類という状態が続きました。
信州の寒い冬から解き放たれたこの時期だけの”旬”の野草、山菜はきっと喜んでいただける筈と、期待というか願望を持って、色々なものお届けしていますがいかがでしょうか。でもきっとお待ちかねでしょうね。
ここにきてすっかり暖かくなりました。しばらく降っていないので、これから1雨くれば、葉物野菜の生育も一気に進むでしょう。もう少しすれば、"旬のセット"=やさいセット+αみたいな感じになるでしょうか。
野草、山菜に負けない生命力が感じられるやさいに育ってくれたら、と願いつつ、その日を待ちます。
箸を忘れたら
圃場内のヒノキの枝の即席my箸
本日より 末永くよろしく
今朝は霜は降りなかった。
予報を見ても、もうこれからは安心していいと思う、ようやく。
さあてどしどし植えていこう。
農繁期ダー
今日を無事に過ぎてくれれば・・・と願っていたが、やはりやられてしまった。
ジャガイモとトウモロコシ。
これからどの程度復活してくれるかな。
しかし5月15日の遅霜とはきつい。
堰くことはない・・・ 自然には逆らえない・・・ 出来る時には出来る・・・ なるようになる・・・
という気持ちを傍らに抱えていても、実際のところは、夏が来れば1日でも早く夏やさいを送り届けたい、というのが心情。
植え付けが遅れれば、それだけ収穫開始も遅れるわけで・・・ あたりまえか。
今朝の冷え込みを過ぎるまで、とギリギリ待った黒もちトウモロコシ100株程とカボチャ70株程を早速植え付けた。
ところが植えて帰路につくころ、まさかまさか、しんしんと冷えてきた。
明日も霜!?大慌てで取って返して不繊布あるだけ覆った。
もし明日もやられるようなら・・・ う~ん、ギブアップはしないが、かなりへこむだろうな。
ついに発芽した。
まさかといいながら、ちょっと一瞬
枯れたかと思っちゃったぞ。
夏近くになって芽が出るから
「なつめ」
朝3時半に起きて出荷用の山菜を採りに行く。
山へ行くとなれば、いくら朝早くても、大雨でも苦にならない。
適期のコシアブラ等をごっそり収穫。
もちろん枯れたりしないように、芽は1本の木にいくつも残すのが最低限のマナー。
枯れてしまえば、自分の食いぶちが1つなくなる、という感覚をイメージする。
収穫はすぐに終わり、野鳥の声だけが響く山奥を少しうろうろしていた・・・。
原始の時代から人は”食う”ことのために知恵を積み上げてきた。
山に入ると、選別したのだろう。・・・この葉は食べられそうだ。これは見るからに毒だ。この木の実はおいしいぞ。ぺっぺっこれは渋いな。焼いて食べてみたらどうだろう・・・・・
そして食べられるかどうかの選別は、同時においしく食べられるものかどうかの選別だったはずで、これに似た事を今の時代になって僕はしている。
何が食べられるか、という知識は本を読めば得られるが、家族や購入者の方に受け入れられるものかは、よく吟味しなくてはならない。
まず噛んでみて、茹でてみて、揚げてみて、これはいける!と思わなければ、即却下である。
僕のこの選別作業には生活がかかっている、と言っても大袈裟ではない。
籠いっぱいのコシアブラを眺めて思う。これが普及してきたのなんてほんと最近だ。タラノメだってそんなに昔から食べられていたわけではないようだし。
何か新しい堀り出し物はないだろうか。食べ方で化ける、という可能性も含めて、いつも山へ入るとアンテナを張り、”発見”を探る。
山に入って、年に1度の除伐作業。
続けているうちに変わった、というか深まってきたかもしれない。
今回は紅葉などがきれいな、ニシキギやマユミを残したり、ヤマウルシもあえて数本、ケヤキやコナラや山桜もところどころ刈らずにおいた。その他にも常緑のカヤやネズの木を残したり、あまり偏った嗜好で山作りをしないようにしようと心掛けた。
といっても、マイブームのヤマウコギをはじめ、タラノメやコシアブラやハリギリやサルナシや山椒等の周りについては今年も譲らずに、きれいに刈っておいた。
今年は結構時間がかかった。大きな刈り払い機を6時間ぐらい回していたから、手が痺れたが、今日の疲れは心地よく感じた。
山仕事はいつも大いなる癒しだ。
そして楽しみは膨らみながら継続中。
今日も最高気温は30度を超えた・・・。 昨日の後遺症も残り、クラクラと鼻血が続く。少し弱気になる。
「暑い分にはいくら暑くても・・・」
寒さが嫌いな僕は昔から何かにつけてこう言ってきたが、どうやら変わってきたかもしれない。ここ信州に暮らして10年、寒さに大分慣れてきた分、暑さには弱くなったということか。
同時に急激な変化のせいもあると思う。今年は特に日ごとの温度変化が著しい。
そういえば、例年は育苗中氷点下にも耐えてくれるトマトの苗が、今年あっさりと凍死してしまったのも、この変化についていけなかったということなのだろう。予測が出来なかった、というか、身構えていなかった、というか。
ちょっと滅入ってしまった時、目に飛び込んできたのが、洋ナシの花。
3本植えて5年が経つが、これまでこんなに花を付けたことはなかった。
剪定も大分的を得てきたと思うし、今年は期待できそうだ。
さてそこで、大事なのがここでの摘花作業。
実1つに甘味を凝縮させるため、花を摘み取って、実の数を調整しなければならない。
気分転換も兼ねて、とっさにこの作業に切り替えた。
初めてやる作業だが、なかなかときめく仕事だ。
あま~いラ・フランス思い浮かべ・・・
気分、体調大分回復した。
ニンニクの畑には今年もカブラハバチの幼虫(らしきもの)が現れた。
生育の良くないもの数本がすでに食べられている。
半数以上消滅してしまった昨年の悪夢が頭をよぎるが、
今年はやろう、徹底的に!
草管理をしっかりやれば大丈夫な気がする。
ニンニクに関しては、昨年まで周りの草を美化しすぎていたかもしれない。
それにしても今日は暑かった(32度!)。
ニンニクそれから、カブや葉物類の草管理に明け暮れて午後3時半ごろ、人生初の熱中症!クラッとして鼻血流しながらダウン動けなくなってしまった。意識遠くなり(寝たということだが)ぱらぱらと雨が顔に落ちて目を覚ますと
涼しい風が吹き抜けた。さあ仕事、と思ったがもう身体が動かなかった。
こんな日は日中少し長めに休んで、日が傾いた頃またやれば能率も上がるのに・・・って誰でも思うことなのに、決めたとこまで、なんて思い込むと飯まで抜いて仕事してる・・・ 挙句倒れてアホかいな、ほんとアホだこの性格!!
こんな無茶には40年以上使った身体、もう付き合ってくれませんよ。はい、懲りましょう
日中暑くなく、朝夕は寒くなく、こんなに”丁度良い”日和は今年初めてかもしれない。
山を降りて、大型連休を実感する。信じられないぐらいの車が行き交う。県外ナンバーの車が多い。
道の駅を久しぶりに覗くとまたビックリ、車が駐車できずに連なっている。
直売コーナーには、タラノメやウド、コゴミといったポピュラーな山菜のほかに、セリやノビルやヨモギといった野草まで、かなりのスペースをとっている。
最近こういうものも並ぶようになった。数年前はあまり見かけなかった。こちらの人「都会の人はこういうものを好むらしい」とか言っている。気がついたらしい。
そうなのだ、野草、山菜、都会人には感動なのだ(一概には言えないかもしれないが)。
そして僕の”感動”への探求は終わることがない。今年はギシギシ、アケビ、カラスノエンドウの新芽と開拓した。
さすがにこれらは直売所には並ぶとは思えないキワモノ、でも味は、それ程おいしくもないかもしれないが、全然まずくない、そして食べた時に感じる”生命力”のようなものに感動してしまう。
感動を伝えようと、宅配便に詰める。「好むらしい」からではない。
賛否あるかもしれない。でも僕の農業はこういう方向の線上。
なにより大事にしたいのは、確実に”旬”をお届けすること。
4反8瀬の開拓畑の中で、最近大きなウコギの木を見つけた。ドキドキした。かき揚げ、そして塩もみして刻んで炊き立てご飯に絡める「ウコギ飯」が頭に浮かぶ、本当に大好きだから・・・ 何だろうこの畑は、一体どれだけ宝がでてくるんだ!と。
山栗、山胡桃、アケビ、ニセアカシア、桑、ウコギ、クコ、ヤブカンゾウ、クレソン、ワラビ、葛、キイチゴ、ニラ、ヨモギ、ギシギシ、ナズナ、たんぽぽ、カラスノエンドウ・・・ この畑、他にもきっと宝があるような気がするのだ。
そして一生宝探ししていられたらいいなぁと、ふと思う。
去年は芽出しに失敗してそれが後々まで響き、僅かな収穫にしまったから、今年は”ここだけは”と芽出しには気を入れた。
それがうまくいったから気分が良い。
月も変わって、天気は上々!
最近では珍しいかもしれない、相当上機嫌の植え付け作業になった。
今月はいくぞ