生り年
今年柿は生り年のようです。
昨年は花芽が遅霜に遭った影響で1つの実りさえなかった地主さんの柿の木(平種無し)も鈴生りです。
僕は思う存分採らせていただきましたが、遠くからその木を眺めると採ったかどうか分からないほどで・・・ 豊かな実りに対して1人で出来る仕事とはいかにささやかなものかと感じますなぁ・・・。
いやそれでいい。ささやかが好きです。
今年柿は生り年のようです。
昨年は花芽が遅霜に遭った影響で1つの実りさえなかった地主さんの柿の木(平種無し)も鈴生りです。
僕は思う存分採らせていただきましたが、遠くからその木を眺めると採ったかどうか分からないほどで・・・ 豊かな実りに対して1人で出来る仕事とはいかにささやかなものかと感じますなぁ・・・。
いやそれでいい。ささやかが好きです。
この土日快晴。
各所で催されたイベントは賑わったそうだし、各々田畑に沢山人が出て、稲を脱穀し、大豆を叩き、胡桃を拾い、そして芋を掘る。
この週末、地域全体が活気が満ち溢れている様に感じられた。
きっと賑やかなのも今年最後かなとも思いつつ。
さて明日の夜以降には雨の予報が出ている。
一人収穫祭さなかの僕は、引き続きハイのまま猛然とやれるだけのことを・・・どこまでやれるか。
北の畑から Ⅱ
あなた変わりはないですか
日ごと寒さが募ります
大きくならぬサトイモを
寒さこらえて掘りました
男心の意地でしょう
あなた恋しい
北の畑
朝、畑に向かう空は雲1つなく真っ青。
そうではないかと思ったが、やはり畑では霜が降りていた。
ピーマン茄子トマトといった夏野菜、それにサトイモサツマイモなどの葉は蕩けたように垂れてしまっている。
ナスやピーマンはまだ沢山の実がついているので、無事なものはあらかた採ってしまおう、イモの方は一刻も早く堀り上げなければ・・・。
突然訪れたタイムリミット。
霜一撃でアウト(ゲームセット)!、これは高冷地のハンデかもしれない。
だが一方では小松菜などの葉物野菜の味がぐっと凝縮されるタイミングでもある。
多少早かれ遅かれこの時期に必ず来る日だ。あまり感情入れずにまあ淡々と(せかせかするが)過ごそう。
明朝は更に冷え込む予報。
う~~さぶぃ
あなたかわりはないですか。
日ごと寒さがつのります。
あなたかわりましたか。
甘くなりましたか、大きくなりましたか、傷みませんか、もう少し頑張って・・・
順番に順番に、寒さこらえて採っていきます。
みんな恋しい北の畑
落花生収穫
多分人間も野菜も同じことで、魅力的であるという条件として、それぞれのコンディションの良し悪しが何より重要なものだろう。 個性にかかわらず・・・身長、体重、名前、年齢、知能指数、運動能力、糖度とかどうでもよい。
コンディションが良いんだな大根。
言葉に出来ないオーラがあり目を奪われてしまう。
青々として虫食い穴がまるでない。
気持ちいいだろうな。
見ていて気持ちいいし。
嬉しいことに、そんな作物がこの畑で昨年より増えている。
あやかりたいな。
豊作というか、種採りを例年以上に一生懸命やっているというだけだが、来年の種代はあまりかからないだろう。種採りは地味な作業だが、要領が分かればこれほど楽しい仕事はないと思えるほど。
ズッキーニ
茄子
ああ贅沢な気分。
種採りせず、翌年種屋で買うことは時間をお金で買うということだろう。
時間は大事だが、お金の節約以外にも沢山のメリットがあり、なにより、その(種採りしている)時間が楽しく有意義なのだからデメリットなんて実は何もないと思う。
だけど、皆もやれよ!とはいわない。
人は人、自分は自分と思う。
物事には多面性がある。カタログ開き種を買うのが大きな楽しみであることも、よく分かる。
きりりと冷たい”純度”の高い空気。 出荷作業中に蚊取り線香なしでいられたのは夏以降で初めてだった。
キラキラとした畑が美しく、このタイミングでMさん御夫婦が訪れてくれて嬉しかった。
たっぷりの水分と冷気に、葉物野菜が喜びの気を発散させていると感じられる。これからグーンと旨くなっていく季節だ。
とてもポジティブなご夫婦とベストマッチ!
最高に楽しいひと時だった。
(写真なしが残念!)
かなり楽しみにしていたので悩みましたが、出店を取りやめました。
台風情報から、長野までの帰路が危険だなぁ、と。
イベントは開催されます⇒。
いつもの10時開始を早めて9時開始の予定で準備を進めているそうです。
午後には荒天が予想されます。
なるべく早い時間にお出かけくださればと思います。
自宅から見下ろす田園風景。天候に恵まれ稲刈りも滞りなく進んでいる様子が心地よい。
だが嬉しいはずの豊作が、米価を下落させ、ハッピーエンドとはいかないというジレンマ。
今年は秋が早かった。
”実り”も軒並み早いように思う。
まだ早いだろうと思いながら様子見に入った山の原木栽培きのこ圃場では、クリタケがびっしりと顔を出していてビックリ。嬉しい誤算というか予定外の作業だが、毎日山で収穫である。
途中の林道沿いに熊出没注意のたて看板があった。
この辺りで先日親子熊がいたらしい。
今年はツキノワグマの目撃件数が異常なほど多いそうな。
子供が通う小学校の通学路でも目撃情報が寄せられた。
山の餌(ドングリ)が不作らしく、腹をすかせて里へ下りてくるのだとか。
可哀想ではあるがどうしようもない。そして勿論会いたくはない。
だから歌いながら作業したりしているが・・・まあ、もし会ってもびびらないでいたい。
生物同士だ、寄り添いたい。 甘い?そう、そんなこと言っていて以前に地元の長老にどやされた、ふざけたこと言ってんじゃねぇ!
そりゃあ、抱っこしてあげようなんて思っていない。敵対心を持たず刺激せずにやり過ごせたらそれでいい。
といっても、こっちの気持ちなどお構いなしでダッシュで向かってくることも充分考えられる。
その時はひるまずに眉間に一撃叩き込もうと鉈をいつも持参している。
ダメだよ!と言いながらやるだろう。
一般的なケースでは、引っかかれたり噛み付かれてやられた人(めったに殺されはしない)が役場とかに通報、彼女(母熊)は射殺される。
実りの秋と一口で言うが、様々な結果の元、様々なドラマが生まれる。