本日、今シーズン最初のお庭。植木屋としての初仕事である。
このくそ忙しい時に!とは正直思ったが、今月中に是非、というお馴染みさんのご依頼だった。
この植木というもの・・・自然のままでいさせてあげればいいのに、引っこ抜いてきて、狭いところに植えつけて、自分勝手に人間仕様に形作って眺めて喜んでいるという・・・実は小さくない違和感を感じつつ植木屋やってきた面もあったのだけど、今は、自分に問いかけてみて、そうでもない。
人間仕様は、肯定すべきもの。
そういう感覚がいつの間にか芽生えてきたように思う。人間のフィルターを通している以上実は何もかも人間仕様なのかもしれない、とも思う。そして、
人間は原始人のままでい続けなければならなかった。
等と思うことはできない。
人間が人間なりの楽しみ方をすることが問題ではない。要は線引きの問題なのだ。
とそんな風に考えたりする。当たり前のこととも思うけど。
よしやるからには、バッチリ丁寧に、施主の小さな幸せのために・・・ 夢中でやった。半年以上ぶりのせいもあったろう、とても新鮮な感覚で。
・・・・・
さて本業が待っている。暗くなるまでの勝負。
はじけ始めている大豆を回収し空の育苗ハウスに運び込む。明日の雨降りの前に・・・。
追われることには慣れっこだがさすがに疲れた、とグッタリした時植木の施主の旦那さんから℡。
「ありがとう、すんません、ほんとイイ仕事してくれた ほんとうれしかった ありがとう もう1度お礼言いたかった・・・」
いやあ、こんなん言われたらこっちも嬉しくてたまらない。村内1軒ある酒屋に禁断の日本酒買いに走ったわい。
ところが、せこくワンカップにしてしまったのが悔しい夜。