吊るし柿

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Tsurushigaki10.31 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年も地主さんから渋柿(平種無し柿)を「半分採って良いわい」と言っていただいたので、三脚で高いところから必要と思う量のみ採らせていただき(・・・こういう場合、手の届くところ、簡単に採れるところは一切採らないのは心掛けていること。半分といわれても必要と思う量以上には採らないことも。)、皮むき、吊るし、と終えて眺めてみたところ。

 

 

その時、またこの季節になったね、という声。

季節と共に生きるという感性が根付いているのだな。優芽が眩しそうに吊るし柿を見つめていた。

 

その姿が眩しかった。

子の成長は早い。

 

ファーストガーデン

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本日、今シーズン最初のお庭。植木屋としての初仕事である。

このくそ忙しい時に!とは正直思ったが、今月中に是非、というお馴染みさんのご依頼だった。

 

この植木というもの・・・自然のままでいさせてあげればいいのに、引っこ抜いてきて、狭いところに植えつけて、自分勝手に人間仕様に形作って眺めて喜んでいるという・・・実は小さくない違和感を感じつつ植木屋やってきた面もあったのだけど、今は、自分に問いかけてみて、そうでもない。

 人間仕様は、肯定すべきもの。

そういう感覚がいつの間にか芽生えてきたように思う。人間のフィルターを通している以上実は何もかも人間仕様なのかもしれない、とも思う。そして、

 人間は原始人のままでい続けなければならなかった。

等と思うことはできない。

 人間が人間なりの楽しみ方をすることが問題ではない。要は線引きの問題なのだ。

とそんな風に考えたりする。当たり前のこととも思うけど。 

 

よしやるからには、バッチリ丁寧に、施主の小さな幸せのために・・・ 夢中でやった。半年以上ぶりのせいもあったろう、とても新鮮な感覚で。  

 

Garden10.27 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・

さて本業が待っている。暗くなるまでの勝負。

はじけ始めている大豆を回収し空の育苗ハウスに運び込む。明日の雨降りの前に・・・。 

 

追われることには慣れっこだがさすがに疲れた、とグッタリした時植木の施主の旦那さんから℡。

「ありがとう、すんません、ほんとイイ仕事してくれた ほんとうれしかった ありがとう もう1度お礼言いたかった・・・」

 

いやあ、こんなん言われたらこっちも嬉しくてたまらない。村内1軒ある酒屋に禁断の日本酒買いに走ったわい。

ところが、せこくワンカップにしてしまったのが悔しい夜。

 

気ぜわしく

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昨日雨が降り、また一段と寒くなった。

朝、畑から浅間山の初冠雪を確認し、気持ちは徐々に冬モードに入っていくのであるが、やるべきことがまた一気に膨れ上がる時期でもある。

 

4分の1ほど掘らずに残しておいたさつま芋のつるは溶けてしまったので、これは至急掘らねばならない。

落花生、サトイモ、生姜、掘らねば掘らねば・・・

大豆が弾けているのをいつまでも、見て見ぬふりをしているわけにもいくまいし。

夏野菜の種取りもしっかりやりたい。干しいも干し柿づくりも忘れちゃいけない。

また不織布を引っ張り出しましょ。霜に弱い野菜は守らなければ・・・・・

 

そんなことを思いながら、1日黙々玉葱苗の植え付け作業。これも今月中がリミットと思っている。

それにしても日が短くなった。5時半はもう真っ暗になる。

 

 

Hatsukannsetsu10.24

 

 

 

 

 

 

 

初霜

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今朝、標高750メートルの畑の気温は2度まで下がった。

霜も少し降りて、これでズッキーニやカボチャなどの葉は蕩けてしまった。これにて夏野菜は終了、という今日がその日かと思う。 

 

Hatsushimo10.20

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 5月中旬に遅霜、10月中旬に初霜、その間がこの地では5ヶ月しかないんだなぁ、1年の半分以上は寒いのか、とあらためて認識する。

だが、その恩恵を受けることも多いのだから、これは娘の口癖なのだが、その先どう考えるかは、”自分の心次第”である。

 

 

季節は変わった。根菜類や葉物類が今ではちゃんと育ってくれた。

虫食い跡のほとんどない菜っ葉をみて、きっとこういう地域だからなんだろうなぁ、と思い、それはそれで幸せな心持である。 

 

 

Komatsuna10.20,2

 

間引き人参

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Ninjinmabiki10.12 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして間引いた人参は大事に持ち帰って、最近は細かく刻んだものを卵と炒めて弁当のおかずにしている。

葉も柔らかくおいしい間引き人参を好きなだけ食べられるのも農家の特権かな。それもこの時期限定品なのです。

 

今日最後の間引きをして、これ、明日のマーケットではおすすめの逸品です。

 

手が悴(かじか)むと

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Hiekomu10.10

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今朝の冷え込みで、畑の様子はまた変わった気がした。

秋が深まるにつれ草の中の作物が浮き上がって見えるようになる。

 

 

 

Mabiki10.10 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほうれん草の間引きと草引きをしているところ。

今年初めて手が悴んで痛くなった。

 

でもその辛さの中に何パーセントか喜びも湧く。

”手が悴むようになると野菜が甘くなる”なんてうまい言葉を以前思い付き、こんな日には思い浮かべるのだ。  

 

 

 

Ninjin10.10 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 人参。

 

 

Komatsuna10.10

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小松菜。

 

 

 

今度の日曜日は恒例の代々木公園アースデイマーケット出店します。

”ひと味違った野菜”持参します。

 

芋掘り大会

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上田からハルノさん達、それに優芽義母で完璧な青空の元さつま芋堀り大会。

決して豊作ではないが、時々でかいのが堀上げられるたび歓声があがり、いつも1人黙々百姓の心はどれだけ和んだことか。

 

IMG_0863

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ランチも楽しい。焼き芋にハルノサンドに野菜焼きに枝豆にノンアルビール、いつもは静まりかえった農園に会話が飛び交っていることがなんとも新鮮。 

 

Lunch10.8

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1年前、やはり今日のような青空の日に東京から遊びに来てくれて、その日が移住計画の始まりだったんだよね、という話し。この地に拠点を構えたことに100パーセント満足しているというハルノさん。傍目でみても仕事は驚くほど順調そうだし、それでいてマイペースで楽しんでいらっしゃるのが分かる。

 

僕も20年近くも前のことをふと思い出し・・・ 思い付きから当時の仕事を休職して住み込みの高原野菜アルバイトを信州野辺山で3ヶ月程。そうだ、あの時にあまりの空の青さに感動したなぁ、あれがきっとここで農業をしていることの第1のキッカケだったんだよな・・・。

僕には100パーセント満足という感覚はないが、日々をしっかり生きているという実感だけはある。それは、今ではここで地に足がついたという事実なのかもしれない。

 

 

今日は不思議な日で、夕方ちょっと立ち寄りしたスーパーで、もう何年も会っていないがこの地で暮らしはじめた当初すごくお世話になった人にばったりと、それもそれぞれは全く関連のない3人に立て続けに会った。突然でビックリして少し緊張したが、皆が変わらぬ優しい笑顔で話しかけてくださった。

人を呼ぶ何かの力が働いたのかな?きっと今日に限ったことなのだろうが。

まあ、なんというか、人生は不思議。

 

物思いの秋

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この頃、畑で作業していると、いろんなことを考える。

考える、というか自然に考えている感じ。

仕事をしている自覚さえ、

時々飛んでしまっているくらい。

 

暑くなく寒くなく、蚊もいずこ。

穏やかな午後に、のほほん植え付け作業。

ふと我に返って振り向くと、ズラーと植えた苗の列。

機械みたいだと呟くも、なんのなんの腰さすり、はぁやれやれ生身のからだよぉ。

もっと強けりゃいいけどさ~。

 

で、せっかく昼間考えたこと、ブログに書いてみようと思うこと多々あれど、明日に備えて休まなければという考えが、すぐに浮かんできて結局お茶を濁す程度になってしまうブログ記事。

抑制も年の功かもしれないが、なんだかもどかしい。

 

ふ、ふぁ~~~~~ 眠りの秋だなsleepy

 

台風一過

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昨夜は台風直撃による暴風雨の騒音を聞きながら寝て、一夜明けると嘘のように無風の晴天。 

ひょっとして夢だったのかとさえ思う程だ。あれだけの暴風雨だったというのに何かが飛ばされたとか、そういう形跡はどこにもない。

 

Skyblue10.1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

畑でも作物や支柱が倒れるなんてことも無く何一つ問題なしでした。

 

といっても、やはりあの風雨は夢ではなかったようで、栗が山ほど落ちた。拾いきれん、嬉しい悲鳴です。 

 

 

Kuri10.1  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうそう、もう1つ良いニュースみつけました。

 

ナツメが急に熟してきましたよ。

 

 

Natsume10.1