夢幻

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今日もトマトのケア、オンリー。

なにしろ動きがスローモーションだから・・・仕方がない。

  

それにしても急激な気候の変化だ。もうすっかり秋。そして雨ばかり降る。

 

 

こんなトマト受難の天候なのに、スぺラルトマトがたわわに実っている・・・その様子を眺めた一瞬のタイムトリップ・・・2年前の光景が目の前に現れた。

あの日、トマトのなんと美しかったこと。種を継ぎたい一心で大事に2つもぎ取った。やはり小雨交じりだった・・・。

 

あの時のあのトマトの遺伝子を確かに継いでいるスペシャルでナチュラル乗り越えるトマト。

 

 

・・・

 

ふーー っと深呼吸を1つ。他の作業のことは頭から消して、今はトマトと誠心誠意向き合おうと思った。今日、そして明日の命日。 

秋作播き遅れの分、少しでも長く成り続けてもらえるように。

 

 

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豊作余波  乙女の祈り

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今年初の腰痛発症から一週間。

体操と薬の力を借りてだましだまし作業しているが気持ちは塞ぎ気味。

今は1年で1番忙しい時期だが、スローモーションの様な動きではやれることも数少ない。

 

1つが毎日どこかしら折れては倒れるトマト支柱の立て直し、そして誘引紐の結び直し。切れるわ切れるわ倒れるわ・・・半日ぐらいはやっている。

手つかずの待ったなしの作業は、大根類や葉物類の播種や、白菜、レタス等の植え付け作業、草に埋もれたサツマイモやセロリの救出・・・数え上げればきりがないが、豊作トマトを見捨てるわけにもいかない。

  

 

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そもそもこの支柱は、僕の中の豊作を望みながらもそれを信じないという、身についたそんな習性から、腐食しかけた竹や3年使いまわしの藁縄、麻紐使って立てた代物。

まさかほんとに豊作とは!!・・・ってまったく変な話。

この腰痛も・・・

ハードだったジャガイモ収穫が終わった翌日から始まったわけで、予期せぬ豊作に対応できない農民、という情けない話しだなぁ。

 

 

 

 

 

・・・

どうせ俺なんか、俺がやることなんかと長きに渡り、そう考える癖がついている。

抜けたようでも抜け出せない。

コンディション最高、もう腰痛はおきない、そんなことは勿論信じていなかった。

だけど真ん中の、希望の灯だけは消えたことはない。

いつかきっと、もうすぐきっと、という。

人生最後の好転反応であるといい。

 

 

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夏の終わりからの夏野菜最盛期

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日が明らかに短くなり、秋風を感じるようになり、子の新学期も始まり、友人家族との楽しいバーベキュー&花火大会も終えて、夏は終わったなぁ、と感傷に浸る季節です。 

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猛暑の頃からの、ほぼ1人手作業でのジャガイモ掘りは豊作により、今日ようやく終えた。

いつものようにレッドムーン、北あかり、男爵、3品種ともこれだけ豊作だったのは初めてのこと。

感動はないが・・・。

 

まあそれはある意味当然なのだ。

今年の僕のジャガイモ栽培は、野菜作りの手引書に書いてあるような方法だったのだから。

ビギナーの家庭菜園でジャガイモが難しいということは決してなく、誰でも多収穫が望める部類のものだろう。

13年目で初めて手引書通りのジャガイモ栽培。

でもきっと大事な12年の経験値。いろんなことを踏まえた上での正攻法。

ただ偶然の重なりで、自然に流れてたどり辿り着いただけだけど・・・。

 

さて、元々なんで農業の道にきたかな、何で続けているのかな、何を大事に農業をするのかな、どんなふうにやっていくのかな・・・そんなテーマがふっと頭をかすめる。

日々の作業に追われる中でも、考えを深めることから逃げてはいけないよなぁ、きっと。

 

そして、豊作なのは、いや、豊作の予感がする夏野菜全般。

信州の気候と僕の技術不足は夏野菜のスタートを遅らせ早く終わらせるのだが・・・終いはできるだけ遅らせたい。

豊作万歳。おかげで人を幸せにすることもできる。

今年は何より収穫増を念頭にやっているのだから、素直に喜ぶべきことは喜んでおく。

 

 

  

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豊作の”スぺラル”に続き赤々と熟してきたトマトの写真。

 

だが、この品種は90パーセント裂果してしまう。

そういえば毎年そうだった。採った種から栽培し、そしてまた同じことが繰り返される。

食べるととても甘くておいしいから作ってしまう。でも今年のように他も豊作だと採る手間がない。

たまに畑でかじる程度で我慢してもらう。トマトの気持ちだって、ちゃんと収穫してお金に換えてよ、ってわけでもないだろう。

 

・・・・

 

タイトルと合ってないなぁ・・・近いうちに、美味しそうな最盛期の作物と畑の様子を撮ってきます。

 

 

 

 

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自然は脅威なだけではない

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収穫も出荷作業も播種も草取りもすべて1人でやっている。案の定作業は間に合わない。

作物が草に埋もれるのも仕方がないこと。

たくましく共存し育ってくれと、期待するが諦念のような思いもある。

やれるだけ精一杯やる。でも何が何でもとやみくもに、身体を壊すまでやってはいけないのだと、最近はそんな意識が強い。

 

諦める作業も1つや2つではないが、思いがけず力強く作物が育ってくることもある。

やったほうがよりベターという作業を飛ばしたところで大差なければ楽にもなる。

自分が把握しうるちっぽけな推測と違った次元で進んでゆくのが自然界と改めて教わることも多い。

否が応にも我が圃場では自然の生態系が高まっている側面もあるだろう。

 

 

 

 

昨年まで隣の畑にいて、毎日のように顔を合わせていたおばさんが今年は耕作を放棄してしまった。

圃場は僅か半年でこんなにも、と思うほど荒れてしまった。草が伸び、木も生えてきて圧倒される感じでもある。

いやいや、あえて荒れてしまったと書いたが、これは一般的な言い方で、かなりネガティブだ。代々の土地を守らなくては、近隣の目もある、どうにかしないと・・・それを言う時の地主の気持ちはそんなところだろう。

 

 

僕は思うのだが・・・

自然に帰した、と言ってほしい。

これからの人口減の明らかな田舎で、人の手では対処しきれない、手に余る、それは当然なこととして、管理しきれない土地があってもいいのだと、大らかに考えたい。無理に化学の力で封じ込めようとしなくても。多分悪いことばかりじゃない。

隣同士励ましあってやってきたおばさんが去ってしまったことは寂しいが、足を引き摺っての作業、あまり無理しないでほしい、他人事だがそう思っていた。

 

 

 

 

今日は不耕起栽培で5年ぐらい連作している白菜の圃場の作付け準備をした。

 

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この場所は最低でも30年は耕されていない。

毎年同じだが簡単なこと。伸ばし放題だった草ふじが勝手に枯れて地表を覆っている、その隙間から出た邪魔になりそうな草をさっと刈っただけ。所要時間2、3分。

このフカフカの枯草の中の植え付け作業はとても楽である。

そして年々「よく育ちそう」という”感じ”が高まっている。

 

間に合わない間に合わないと悲壮になることもない。

管理の行き届かない農園周辺、ポジティブな要素が漂っている。

 

 

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ハート芋

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レッドムーン(赤皮ジャガイモ)収穫中。

今年も飛び出してきたハート芋[E:heart01] 

髭面中年オヤジがまさかときめかないけどね。 

 

これは、もっと相応しい場所に、

新婚の友人の元へ向かいました。 

 

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※9日(日)はアースデイマーケットに出店します。

掘りたてのジャガイモ沢山持っていきます!

 

 

 

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天然クーラー

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ここは長年の耕作放棄地を開拓した畑なので、木立ちが随所に残っている。

木陰に入ると瞬間的にぐっと涼しく感じられる。こんなにも違うものかと思う。猛暑が続くから猶更、天然クーラーのありがたみを感じる。

ちょっと一休み。

腰を下ろし氷をたくさん入れてきた水筒の酢水をがぶ飲みしたら、また活力が湧いた。

 

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黒もちとうもろこし

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マニアの皆さんお待たせしました。

黒もちとうもろこし、できました。順次発送いたします。

10年前から種採りして栽培を続けている当農園の代名詞のような作物ですが、「旬のセット」にはあまり入りません。マニアの方を優先するためと、評価が分かれる面があるからです。同時に入れるとスイートコーンの甘さの方に軍配が上がるようです。

もちろん「黒もちをぜひ!」と伝えていただければお届けします。

今年は良い出来です!(今のところ) 

 

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