放置管理地

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この1週間位の間で見学に来られた方が4組。

暑い中ご苦労様でした。

 

我が畑、ところどころにこのような感じで・・・

 

Kusa7.30

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

草が生い茂っている耕作放棄地かとも思われてしまうようなスペースが目に付いたはず、それについて説明すればよかったな。

 

きっと、間に合わなくて(手に負えなくて)大変だ、と思った人もいたのでは・・・。

 

これにはちゃんと考えがあるのだから。

 

 

それはですねぇ、

ほったらかすして草を生やすだけ生やしておいて、ここで豊かな生命活動を繰り広げてもらい、肥沃化した場所に晩夏~秋作のレタス、白菜、玉葱等作付けるわけ。

作付けの間はとにかく何もしない。何もしなければ生えるものは生えるし、増えるものは増えるし・・・まあ伸び伸びと。

つまり豊か土地を生む方法=何もしない となるわけです。肥料を投入するのではなくて。

 

借地全部で1町2反ほど、不耕起でなんて管理不能!と思われるかもしれないですが、実はしっかりと管理の行き届いた圃場なのですよ。

 

“虫捕り”の極意

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Mushitori7.29

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トマトやナスの葉を見ると必ずいるいる憎いヤツ。

気の乗らない作業だが、そんなことも言ってられない。

ジャガイモは諦めたが、茄子やトマトはそういうわけには・・・。

 

今月に入ってから何百匹潰したか。

回数の積み重ねでコツは覚えた。

 

まず逃がさなくなった。

例えれば、ゴロを捕るときの感じに似ている。下から上下から上・・・

不用意に上から捕らえにいくとうまくいかない。

野球を真面目にやった人なら分かると思うが。

 

しっかり潰しまくった手はよおく洗うべし。

この半月ほど指先にやつの体液が染み付いて黄銅色が定着してしまった気がする。

 

田舎暮らし12年

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ジャガイモの葉を散々食べ尽くしたニジュウヤホシテントウが、引き続いて茄子、トマト、ズッキーニに取り付いた。

その光景見ると気の弱い人ならノイローゼになりそうな程。今年はなにやら例年以上の大発生である。

 

ホームセンターに寄ると園芸売場の顔なじみの店員と話す。

このテントウムシの話をしたら、「消毒しないんですよね?」と聞かれ、そうだ、というと、「じゃあやられますよ、あれはどうにもなりません、うちでも畑やっていますけど、かけてますよ。だからやられません。よく効きます。子供がいるから、かけたら2日ぐらい食べさせないようにはしているけど、別に問題ないですよ」

殺虫剤ぶっ掛けることを消毒という。

 

ああ、天敵のいないというニジュウヤホシテントウ、対策といえば対症療法しかないのか・・・

手で取るか”消毒”なんだろう。

 

よく言われる言葉がある・・・つい最近も代々農家の近所の人が言っていた ”無農薬で良いのなんて採れねぇ”・・・

それをを決して正しいとは思わないが、この地で代々背負ってきた農業に思いを馳せると、一概に否定できるものではない。

 

 

さっき思い出したのだが、12年前のちょうど今頃だった、林業研修の為ここにやってきて田舎暮らしのスタートを切ったのは。

自然が豊かで、水や空気がきれいな所で汗を流す毎日を送ることを望み、手に入れた生活。

そして4年後に農業に転じた頃、畑や庭に除草剤をシャカシャカ撒いている人がやたらと目について仕方なく、憎しみさえ覚えたものだった。

そんな僕が始めたのは林業仕込みの不耕起栽培。そして8年後の今に至っている。

 

だが、近隣の農家の諸先輩からは、笑われる、同情される、鼻にもかけられない、すぐにケツをまくる、と面と向かって言われる・・・ ”できっこない 続きっこない”という根底にある共通する訝りを痛いほど感じる。

未だにそう。

 

僕が今はもう反発しない、そう決めているのは、田舎での暮らしというものがだいぶ分かってきたからなのだ。高齢のご夫婦、子は都会に出て住み着いてしまった、というような方が結構居る。若い人は出て行ってしまう。

さて、そんな御老人が痛い腰をかばい代々の土地で野菜作りをする時、この草の勢いが圧倒的な時期に除草剤の助けを借りてしまうことを傍から見て、嫌な気持ちなんて起りようもない。さらに庭の裏もすぐにジャングルみたいになってしまう。灌木が押し寄せる。太刀打ちできない・・・。

 

田舎の暮らしは大変なのだ。

うちの庭と畑といえば藪と草むら状態だが、この草むらの中に一昨年だったか大スズメバチが巣をつくった。そして草刈していて刺された。その瞬間、医師から以前今度スズメバチに刺されたらやばいといわれていた僕は(林業から農業に転じた大きな理由)、死を覚悟した。その時の気持ちが少し清清しかった、という体験から自信めいたものが生まれた、という話はまあいいか・・・。

やまかがしはよく歩いているし周辺でマムシも見かけることもあるし雷は突然落ちる。これは実は田舎暮らしに限らないことだけど命を落とすリスクは常にあるといっていい。

事務所の職員とと現場仕事の職人の関係みたいにも思える。都会の人と田舎の人が(こういう安直な括り方はいけないかな)

 現場(田舎)は大変なんだよー、そんなこというならこっち来てやってみろってんだ!

 無農薬、無農薬言いやがって!

こっちではそんな風に思っている。

 

・・・・・

 

田舎暮らし12年、僕は、ここまで理解した。

でも田舎の人が良い、都会の人が悪い、と言いいたいわけではない。片方で僕は田舎に取り込まれたくないと思っている。

そして勿論、農薬は・・・撒かない! 金肥(化学肥料)は・・・入れない! 草は・・・しっかり生やしまーす 耕しません

さあさあ一石を投じるぞ、意地んなってやってやる!意地になるのは得意だぜぇ!

 

まあ、どうあがいたところで、この僕のやり方が広がっていくことはないと思う。

そして無農薬というもの、それはどうなのだろう。

原始の方へベクトルを向けて遡っていこうと個人的に考える人は世の中にたくさんいるが、”より環境に付加の少ない除草剤や殺虫剤の開発、普及”を追うことの方がきっと人間らしい方向性かもしれない。楽をしたい、楽になりたい・・・と。

 

何も否定はしないつもり。

ガンジーの言葉という”ウォークアローン(一人で歩け)” これが今、座右の銘である。

 

さくさく

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お待ち兼ねの方も多い黒もちトウモロコシの収穫が近づいてきた。

今年はさくさくやるぞ、さくづくり・・・。

 

畑の敷地内で暮らす雉も心待ちにしていた季節。

それは承知だけど知らんぷり、バッチリさくさく・・・。

今年は1本もあげないよ。悔しかったら上から飛び込んでみろ・・・ できないんだって?へっへっへー

こんな安心感、"黒もち"ではこれまで味わったことがない。

 

もう少し!

期待してお待ちください。

 

 

Sakudukuri7.21

 

 

 

 

ベビーポテト

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大事な赤ちゃん芋。

1つと残さず拾い集めておく。

 

皮ごとコロコロ炒めて

おやつにおかずにお摘みに。

コレうまいんだ~lovely

 

 

Akachannimo7.19

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、もし宅配セットに入れて欲しいなんていう方、連絡くだされば入れますよ~。

 

梅雨明け

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本日、梅雨明けが発表されたらしい。

梅雨明けの食卓にキュウリ、トマト、枝豆の目標はギリギリ(ジャスト!)。

でも昨日の発送で、今日届いた箱の中にトマトなくてさぞがっかりされたことでしょう。

送れそうな前振りもしていたことだし・・・。

 

やはり今年もアウトだった、という気持が強い。

 

何しろ今日採れた量といえば、トマトは、ミニ6、大玉1。キュウリは未だ早採りの小果数十本。枝豆は宅配のお客様優先の為採らずに我慢。

食卓の写真を撮ろうとカメラ構える間に優芽が立て続けにトマト頬張る。この暑さだ、身体が求めるわなぁ・・・。

うむ、来年は悠々クリアしたい。

絶対に!

 

 

Kyuuri tomato7.18

 

 

 

 

収穫期のサイン

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結局ジャガイモのてんとう虫殺しは止めることにした。きりがない。

ここ3,4日で何匹殺ったか!

そして、今思うことは、何を血迷っていたか・・・ と。

 

いいんだいいんだしょうがないことだ。基本に帰ろう。自分の感性に沿ったところに。

最初から食害があったわけではない、葉が旺盛に成育していた時期はあった。

これは収穫のサインなんだ、と思えば良い。

 

スカスカのやつ、試しに少し掘ってみた。1株平均大1、中2、小3ぐらい・・・ いいさ。

ゴーゴー収穫!さっさと掘るぞぉ!

 

いいさいいさ、畑で1人コロコロと気持が変わっても。

 

 

Shuukakuki7.17

 

 

 

 

気が緩んだ  ウォークアローン

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昨日のてんとう虫の呪いではないだろうが・・・

 

今朝痛風&ぎっくり腰発症。

半日寝て過ごし、1年ぶりに痛み止め薬を飲み、薬の効いた午後から畑に出かけ、また虫殺し等。

 

原因は気の緩みに違いない。

草刈りには追われるが、植えつけが終わり、苗作りも中休み、毎日の夏野菜収穫はまだ本格化せず、4月以降では初めてほっと一息ついたところ。

その気持ちに身体が反応したように思われる。

 

忙しさに追われすぎても、ほっと緩めても身体の反応は良くない・・・ 毎日適度な緊張感を保ちながら、規則正しくやるべきことをやる、そんな生活を実現できるように仕事が配分できれば理想的なのだが、なかなか難しい。

まあ徐々に徐々に・・・頑張ろう。

 

それにしても薬は効くもんだ。ありがたい、と素直にそう思う。1年前以前には思いもしなかったことだが・・・。

 

 

先日近くの農家仲間と話をした中で、最近周りでも”自然農”を始めようという人が多いという話しが出た。

意識が変わってきているのは確かかもしれない。

イメージ先行かもしれないが、イメージを持ち、そこに価値を感じる人が増えていることは良いことと思うし、嬉しく感じる。

でも、本当に興味があるのは、その人たちが10年先どうしているか、ということ。

美しいイメージや理念を持って道を歩み始めた彼、彼女は、それぞれの現実と向き合いながら、どう折り合い、摺りあわせていくことだろう。

 

とにかく、現実の中で紆余曲折はあるかもしれないが、細々でも続けて欲しいと願う。

そこに築かれていく様々な"我が道”に興味がある。

きっとそれが僕にも勇気を与えてくれるはずだから、である。

 

 

 

Kuwasenntei7.15

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桑の剪定。また1年後のために・・・。

 

凝視

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ジャガイモの収量が毎年上がらない大きな要因が、ニジュウヤホシテントウによる葉の食害だと、勿論今までだって分かってはいたけれど、敢えて今まで目を背けてきたのは何故だったかな? そして今日突然凝視して、じっくり腰を据えて捕殺しようという気になったのは? ・・・・・

 

ああ、いるはいるは!葉はボロボロ!!

理由は簡単、少しでも芋を収穫したいから・・・ 目を背けてきた訳は、見てもどうせやる暇もないし、やってもきりがなくて精神衛生上よくないから・・・

足りないのは本気度だったかな、と今はそう思う。

 

あ~今日はやったぜぇ!時すでに遅しかもしれないが、猛然とつぶした感覚が、まだ指先に残っている。

 

 

・・・だがなぁ、また明日も、明後日も・・・と考えると気が滅入る、たしかにsad

 

 

 

Nijyuuyahoshitenntou7.14

7月10日時点

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枝豆

 

 

Edamame7.10

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キュウリ

 

 

Kyuuri7.10

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トマト

 

・・・

写真保存し忘れたらしい・・・

 

 

この3点セット。

いずれもあと少しで収穫開始というところ。

今日7月10日。遅霜被害を考えれば、まあこんなところだろう、まずまずか。

 

 

 

来週からは夏野菜、いよいよお目見えです。

 

梅雨明けの日、うちでもセット購入してくださる方の家庭でも、「枝豆」「モロキュウ」「冷やしトマト」という居酒屋定番メニューでビール(僕はノンアルコールビール)を楽しめるように・・・というのを今年の最低限の目標としていたが、どうやら間に合うだろうか(関西もまだかな)。

 

自然の栽培だから遅いのよね~ しょうがないわよね~

心遣いありがたいが、あまり心地良くないそんな言葉も今年は耳にしないで済むかもしれない。

 

 

edamame7.10

 

 

 

今までよく我慢してくれた

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Serori mimizu7.9

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

狭いセルトレイの中で栄養失調の可哀想な苗のために、肥え肥えの取って置きの場所を空けておいた。

 

   準備はどうよ?

   ヌルり(ばっちりだよ!)

 

さあさあここで存分にノビノビと育ってもらおう。

 

静かな日曜日

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Shizukananichiyoubi7.8

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

片田舎の集落。

不気味なほどひっそりとしている。

多分農作業が一段落しているちょうどそのタイミングなのだろう。

 

僕も今植えているセロリで定植は一段落。

梅雨明けも近そうだが、夏野菜の収穫に追われる日々を前に、嵐の前の静けさかな今週は。

 

 

鳥のさえずりだけが響く畑。

ひたすらセロリを植える。

こんな日の集中度は高い。

自然をなるべく傷めずに仲間入りを目指す農業。

そのさじ加減は間違いなく上達している、と思う。

 

 

Seroriteishoku7.8

 

 

優先順位

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Satoimokusanonaka7.6

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サトイモの草取り。

早くやりたい、やりたい、と思ってなかなか手がつけられずにいた。

まあサトイモが「今頃来たよ!」と言っているのは明らかだ。

(ああ、生姜はどうしているだろう・・・)

 

頭の中には随分前からあったのは確か。そして全力を尽くして作業をしている自負はある。無駄にしている時間も1秒たりともない、ぐらいのつもりでいる。それでも間に合わない作業はいくつもある、というか間に合っているものの方が珍しい。

 

優先順位をつけてやっていくより他ない。

頭の中では大概今の作業の次の作業のことまで考えている。

 

さてそういう状況で、年初にかなり強く誓っていた”片付ける男”になるという目標は、案の定というか・・・う~む今回は真剣に考えていたのだけど、あっけなく消滅しているのが現状。

あった場所にものをしまうとか、片づけまで済ませてから次の作業にかかる、とか、どう考えてもその時間が惜しい。その暇があったら1本でも2本でも草取りしていたい。

もう頭は次に行っているのに・・・ 閃いたことも片付けている間に消えてしまう・・・ ものは片付けずに近場に置いておきたい・・・ そのうちに、もう片付けるのは無理だと居直ってしまった。簡単に性格は変わらんなぁ、と思う。

結果、自然散らかる→実はこれ夫婦喧嘩の火種になる・・・impact

 

いや、僕だって片付いたあとのスッキリ感は好きだ。片付けたい自分がいないではない。いないではないから、敢えて見ないようにしている。目には入るが心で消す。優先順位の下の方に置く。

そうでもしなけりゃ助からぬ命たくさんあるのだー!

 

・・・・・

 

朝は起きがけに、どんなに忙しくても30分体操に当てている。

この順位は最上位かもしれない。

本当に身体が資本だと年々実感している。

ぎっくり腰で泣く泣く命見捨てるのはヤダー!

 

優先順位というもの、自分にしか決められないよねー・・・ ま、あたりまえだけど。

 

ようやく・・・

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最後に残っていたセロリの苗を畑に運んだので、これでハウス内の苗は全てなくなった。

4ヶ月ぶりということになる。また今月下旬には育苗開始だから束の間ではあるが、かなりほっとする。

 

畑で作業中も、ハウスの苗の水遣りのことばかり考えていた気がする。

畑と育苗場所が離れているのがいけないのだが、例えばまだ寒い時期、1日曇りの予報、山を下って畑に行く。ハウスの入口は少しだけ開いておくのが良いだろう、と考える。

ところが畑に着くや否や晴れ間が見える。ヤバイ、と思うが作業もしたい。だが、どんどん雲が消えていく。ああ、観念するしかない・・・

 

6月中にもあったが30℃を越えるような日、ハウスは全開、水もたっぷりやってきたがハウス内は40℃を遥かに越える。小さなセルトレイの水分がどれほどもつものか・・・ 気が気じゃない。

 

そうなると、軽トラ飛ばしてまた山へと向かうが、こういうときに限って前の車やたらのんびりと走っているように感じたりする。信号は赤になる。苗を枯らしては死活問題!なるようになるさ、とはとても思えない。脂汗が滲み、心臓が飛び出しそう・・・。

 

あー 暫らくあんな思いをしなくて良いなぁ。

今日弁当持って畑に行き、朝から夕方まで、なんて長く、充実した仕事ができることか。

 

 

In house 7.5