自然傍観日

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Sakurachiru  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

桜満開cherryblossomと思ったのは確か一昨日のこと。

それが2日間大雨大風と続いてよく見る前にほとんど散ってしまった。こんなの初めてだぁ。

あれれれ・・・畑でも異変、今年もまたまた。

 

Ninnikubatake4.28

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

一見するとなかなか生育の良いニンニク畑だが、近づいてみると・・・

 

  

 

Ninnikushokugai  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あちゃー また現れやがった。

よく見ると相当食われてる、待てよ待てよ跡形も無く、現時点で50本は減ってる。根こそぎ食べるんだから、このチビ黒め!

いやはや。いったいどこまで食うんだろ今年は。 

 

もうしょうがないとは言わない

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多品目栽培では、どうしても全て均等には目が行き届かなくなり、最悪のパターンは優先順位の低い圃場がいつの間にか草の海と化し、もうあきらめるしかなく収穫なし、というケース。

今までこのパターンを繰り返してしまったのが、しょうが、去年もほとんど収穫できなかった。

原因の1つが、発芽の遅さ、いつも芽を出す前に草に覆われ、まだまだと言ってるうちにこの管理が遅れるともうあきらめムードが入り始めてしまう。しょうがないしょうがない、いやしょうがは八百屋にある、とか言いながら・・・。

今年こそは気を抜かず、手を抜かず、優先順位は常に高く保って、成功させてやるぞ~ 本気で思えば絶対できる。いいかしょうがはとにかく初期除草だ 敵は草だぞ いいやつだけど大敵だ・・・覚えの悪い自分によく言い聞かせる。 

 

 

Shougauetsuke4.27

片田舎のささやかなサポート

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5月15日(日)に御牧原チャリティーバザーというイベントが開かれます(概要はコチラから)。

昨年で閉園した保育園跡地が会場で地元在住の方々ばかり工芸作家や農家その他30人ほどがそれぞれの思いを胸に出店の予定です。

場所は、自然の眺望が見晴らしよく最高のドライブを楽しめる千曲ビューライン沿いにあります。会場周辺は特に北海道のような牧歌的な雰囲気が感じられる一帯です。会場から程近い丘の上でパン屋さんわざわざを営む平田さんという(若い?)女性が発起人です。そして呼びかけてくださいました。

売り上げ金の寄付先も決定していて気持ちも入ります。少しでも貢献できるように・・・flairよし、山菜採り張り切ってやるか。

他の出店者は噂に聞く地域の名だたる精鋭たちが集まったようで、うわっ緊張するなぁ、でも楽しみ!この界隈、おもしろい人たくさんいるようです。お近くの方是非楽しみにお出掛け下さい。約3週間後ですね。 

 

リニアモーターカー

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これ、もうずーっと昔子供だった頃にひかり号より全然早いのが出来るみたいだぜ!すげーすげー言って兄と騒いでいたのを思い出した。

それは前時代の夢だった。今のご時勢この乗り物に胸をときめかせる人なんてどれだけいるだろう。

先日これの開通に向けて話し合いはかなり進んだことが新聞に載っていた。原発事故の最中にもこういう話が平気で進んでいくのも不思議。

えらい人の言い分がいい「電力需要を考えより高度な乗り物の開発や整備を止めようと言う国では将来が無い」

いや、将来にコレいらない 

莫大な資金を使い、南アルプスに大きな穴を開け、未来にこんなものを残したって・・・ 違和感しか感じないけどなぁ。

とんでもない大事故とかありそうじゃないかコレ。止めたいなぁ。

 

 

う~むすっかり社会派ブロガーもどきですよ。

最後に今日の桜です

今八分(か9分)咲きです。  

 

 

Sakura8buzaki4.24

 

 

本日より・・・

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上田でんき館(0268ー23ー3357)にて5/11(水)まで鎌仲ひとみ監督最新作「ミツバチの羽音と地球の回転」を含む3部作の上映をしています(※東京渋谷のユーロスペースで27日まで・・・詳細な情報は↑をクリック)。原発の問題を考えることと、人間が(自分が)この先どのような生き方を選択していくか、この2つは切り離せないテーマではないかと思います。多くの人に足を運んでいただきたいと思います。

環境省は東北地方の風力や地熱を生かした自然エネルギーの潜在能力が原子力中心の現行発電量を上回ると発表し、復興への大きな柱としての可能性を示したところ。これから政府は腰をすえてシフト転換に向けて歩みだしてもらいたいですね。

1人1人の思いが集まっていくことが政策を後押しする推進力へと変わるでしょう。この機会はきっと良いキッカケになると思います。

見どころも満載、おすすめの映画です。  

 

 

3busakujyoueikai4.23

 

 

 

 

 

 

春の雨

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今日も朝からバタバタ。

ジャガイモ植え付けを午前中で終わらせ、頼まれていた隣家の果樹を剪定し、畑を移動しレタスの植え付け。途中市役所に行き農業委員での用事を済ませてから、明日は雨の予報なので、出荷用の野草などを収穫した。

市役所の待合所でみた地デジなるものの画面にビックリさせられる。

背景がはっきりし過ぎて気持ちが悪い。遠近感が妙な感じがする。

やっていたのは国会中継。管首相、東電社長、共産党議員のマッチアップだった。

表情の細かな変化も見逃さない画面が恐ろしく感じられる。

これがテレビか、と思う。人間にかかればすごいものがどんどん作られていく。

 

10分ほど視聴。2人の責任者をとことん追い詰めた共産党議員だったが、どうも発展性が無い議題。

原発視察がまずかった、誤れ、とにかく謝れ、そんな感じ。

謝れと言われてもすぐにハイと謝る人はなかなかいない。

もっと今の現実を把握した中で、近い未来の構想などを活発に話している姿をデジタル大画面を通してみたかった。

 

屋根をたたく雨が激しい。

多くの場所では、非常に迷惑な雨だと思うので、それを思えば嬉しくないが、この雨は季節が大きく進む雨になるだろう。草と言わずやさいと言わず今まで抑えられていた緑はぐーんと増えるはずだ。春の訪れとともに日本中で全てのいのちがすこしでも活力アップしてくれたら、と思う。   

 

 

Sakura5buzakigurai4.18

 

 

 

 

 

 

 

 

忙しさでバタバタ

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ようやく、ここのところ暖かい日が続いています。

朝はまだまだ寒くて油断できませんが、苗の植え付けを始めています。

この土日は、トラクターの音がそこらじゅうでしていて、ああ、これでもう農繁期になるのだなぁ、と感じました。

4月も17日なのでもう当然ですが、今年は気候のせいか、皆少しゆっくり目のスタートになっていると感じます。

作業がかなり集まってきています。このひと月は1年の肝かもしれない。また「忙しい忙しい」と始まりましたが、このバタバタも今年は楽しんで乗り切りたいと思っています。仕事を続けられることがどれだけ恵まれているかを思えば。 

 

 

Kyabetsuuetsuke4.17

 

 

 

 

 

ネズミ捕獲 猫食害 徒然

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狙い通りネズミ捕獲。2つの仕掛けに1匹ずつ。当てが外れたのはかぼちゃの種はしっかり食べられていたから。食べる前に捉えられればよかったのだが・・・丸々太ったネズミを見て、最期の間際にうまいもの食えてよかったなぁ、とうそぶく。

べっとりくっつき逃げられないネズミ、まだもがいているがどうしようもない。今日はかみさんに苗の水遣り頼んだので、パタッと閉じて見えなくしておいた。

でもまだいる可能性はある。今日もたくさんのネズミホイホイ(?)仕込んでおいた。この課題解消についてはひとまず1歩前進か。

 

新たな食害に遭ったのは昼食用のパン。車の停め場は日向で車内が暑くなるからと、窓を半分開けておいたのだが、そこから野良猫が進入。さて、と車に戻ったとき、いきなり猫が飛び出してきたので、ビックリ!見るとパンの袋が破られほとんど食われていた。「おい!おれは昼飯抜きかぁ!」とノラの後姿に叫んだ。

  

 

前から感じていたことだが、安心安全を断言していた原発の問題をみていたら、断言と誇張は同義である場合がほとんどだと思える。そしてその多くの場合打算が働いているように思う。

何故断言して欲しいと人々は言うのだろう。強いもの、聞こえの良い言葉に何故すぐ流れていくのだろう。

例えれば、このやさいは安心安全だよ!といって商売している人は多いが、そう言われてほんとかおい?とは思わないのだろうか。疑っていろいろ調べて、質問して、納得してから買おうと思わないだろうか。

このやさいが安心安全かどうか・・・それはこちらからはあえて言いませんが、栽培方法、使用資材、その他なんでも質問していただければと思います。何1つ隠さずお伝えします。御自分の買い物です。いろいろと調べて比べて選んでみてください・・・なんて言われて、はじめて信用できるのではないか。

ある有名農家の公演を聞いた時、断言があまりに多かったから、「信用できん」と僕は思ったが、そういうのは少数派に違いなくて、疑いなく「すばらしい」と祭り上げる人が多いから、その人はカリスマになり、そして抜け殻になっていく・・・。

人はそういう和のなかににいることの方が安心なのか、気分がいいのか。

それを神格化というのだろう。この原発の「安全神話」ってなんなんだろう。「だましやがって!」と言ったって、だまされたかったのは自分かもしれない。 

電源は高台に移築しました その他5重6重に対策を講じました 今度こそ安全です と言われて、また信じてしまうのだろうか・・・。

この悲惨な事故をキッカケに多くの人が、何につけて「ちょっと待て」「ほんとにそうか」「他に手立ては無いのか」なんてことを考える習慣が付き、主体的な国民像が生まれてくればいいなと思う。

 

自販機抑制、動き始めた。良い良い。でももっともっとどんどんいけ。だってこの田舎でも今では信じえられない台数になっている。ここまで明らかな無駄なものって他にないと思うぐらい。

(あんなもの、なけりゃいいのに、目に付くとついつい、うまくもない缶コーヒーなんて買ってしまったりする。何年も前からやめたくてしょうがないのに、未だに時々飲んでしまう。胃はもたれ自己嫌悪にもなる、なくなって欲しい)・・・が本心か。 

  

 

Nezumihokaku4.14

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あーなんてこった

ごめんごめん トカゲまでsad 

 

種食害の結果 昼下がりの会話

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金網防御には僅かな隙間が生じていたようで、敵はズッキーニの種をまた見事に食い散らかしてくれた。あ~悔しい!・・・対応が後手にまわっているようだ。今日はまた買い物。強力な粘着材のついたねずみ用「ゴキブリホイホイ」みたいなやつを大量に購入。今夜はしとめてやる!金網の覆いに僅かな隙間をあえてつくり、そこにまず1個、ズッキーニ、かぼちゃ、スイートコーン、キュウリとレイの上に1個ずつ、ハウス内の隅々にも・・・。さて結果は・・・ また明朝だ。

 

先日高円寺の原発反対デモに出かけた農家仲間からの電話。今日は少し声のトーンがか弱い。

「あの盛り上がりは本物だったんだ。みんな知らないだろう。BBCなんてライブで中継してたんだぜ。こっちでは何の報道も無いだろう」「がっかりしてんだよほんとに 知事選はなんなんだぁ」「いしはらだぞ~?」(ぎくっ)「それから柏崎原発のある新潟で当選したのはガチガチの推進派だぞ、信じられるか?どうなってんだよいったい」「そこも東京電力なんだぜ、福島のこの様をみて、それでも推進派に投票するって頭狂ってるんじゃないかと思うよ」

ほんとに!つい先日はあれだけ昂揚して闘志溢れた声だったのになんだか切ない。「東京は石原なんだぜ!おい」

「・・・推進派だったですかいしはらは。この前ブログにいしはら良いようなことかいちゃいましたよぉ」「おいおいおいおいおい・・・お前が狂ってる!」 ああ、ほんとにこの人はまっすぐだ。自分とのメンタリティーの違いを痛感させられる。見習いたいとは思っているのだが。

「あのとき見たインタビューで憑かれたようにしゃべり始め、自販機なんかなくせばいい、パチンコ屋あんなものやめろ朝からやることない、そうすりゃ原発数基分だ、日本人は我欲の塊だ このままじゃだめだ、と言っててそれがすごく胸に響いたなぁ、ということを書きました、ほんとにそう思ったから」「それはそうだと思うけど、ただ思いつきで言っただけだそんなの」

「思い付きでもそれを思い切って言うのがいいでしょう」「知事なんて議員じゃないからいくらでも言えるんだ、言うだけなら」「言うだけとはいっても、(少なくとも自分らより)影響力がある人でしょう」・・・とかなんとか会話が怪しくなる。

彼だって元気出して農作業もしなきゃいけない。「自分のやれることは精一杯やりましょう」「やれる範囲で頑張ろう」しっかりとそこはお互いにしっかり言って結んだ。

快晴の畑の昼下がり、その間片手は携帯、もう片方は種ジャガ、溌剌と動き回るセキレイをずーっと眺めていた。  

 

春は未だ・・・

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Umekaika4.12  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

我が家の梅がようやく開花した。

やはり例年より大分遅い。おそらくアスパラなんかが顔を出すのもまだまだ先になりそうだ。朝は霜が降りて葉が傷むので、セットに入れようと菜の花やほうれん草採りにきて、結局収穫できず帰ることが多い。おまけに雨がほとんど降らず、椎茸の発生もよくない。今日のセットも自家製味噌に頼ってなんとかsweat01・・・とてもおいしい!自画自賛の手前味噌だから嫌がる人はいないだろうと思うが、もしもお客様の中に自分で大量に作っている人がいたりしたら、申し訳ないな、と少し思った。ウーム毎年なのかもしれない、どうも言い訳が多くなってしまう時期だpout 

 

このところまた地震が頻発している。このあたりの揺れは大したことないが、やはり胸に刺さってくる。多くの人が更に傷ついている。身体以上に心の傷を思うといたたまれない。特に子どもの心を思うと。

 

さて、ここらで少しは前向きな話に移りたいが、育苗でまた被害。多分ネズミに、かぼちゃ、キュウリ、スイートコーン、ズッキーニの発芽寸前の種をがっつり食われたwobblyまた蒔きなおし。

目の細かい金網を買ってきて防御のためにびっちり覆ってみた。さあ敵は今夜も漁っているはず、あの食べっぷりを見れば相当うまかったのは間違いない。こんな感じかlovely・・・今頃ハウスの中であの手この手で何とか食べようと激しく活動しているはずだ。やつは何とかして食べたい。僕は当然何としても守りたい。さて結果は明朝・・・。 

 

 

Tanekuwareru4.12

 

 

 

 

 

 

 

思いを即実行する人

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石川遼がカッコ良すぎる!

今期の獲得賞金全額被災地に寄付!そんなことができる人いるだろうか。

思うことは出来ても即実行できる人なんて。

石川遼の獲得賞金だ。それが1年を通じて義援金になる。どれだけ被災者の助けになるかと思うと、こっちが嬉しくなってしまう。単純に嫉妬心から、石川遼大嫌いだったが、もう自分の中では好き嫌いの次元を超えた。

見上げた人っているものだ。身近にもいた。

同じ市内の農家仲間だが、昨日高円寺実施された反原発デモに、もう農作業が忙しくなっているのにもかかわらず、出かけていった。彼は「今やるしかない」と口癖のように言っている。育苗中の苗は大事でも、もっと大事なことがあり、そこに迷わずエネルギーを注いでいるのがわかる。「すごい盛り上がりだった 何か変わっていくかもしれない」と伝えてくれた。「明日は(反原発のある団体の)会議だ」・・・高円寺のデモが相当の盛り上がりであったのはインターネットですでに確認はしていたが、そのことを嬉しく感じると同時に、今しかない、行動しよう、と思ったのは一緒だったと思うのに、実際行動する人と僕とでは大きく隔たりがあるなぁ、と何とももどかしさを噛みしめてしまった。僕はせいぜい署名をし自分の暮らしを見つめなおしていることぐらい。

といってそのことを自己否定の方向に進めても芳しいことはない。自分に出来ること出来ないことがあるのは仕方がない。

実は、自分の中で1つ実行を誓っている小さな思いがある。

自然農を続けられる限り続けること、だ。

 

ある御夫婦のことが頭にある。

今年の正月、僕が足を運び、歓迎を、案内を、刺激を受け、「ずうっといつまでもお互いの土地で、切磋琢磨しながら自然農続けていこう、高めていこう」と話し合って、常に頭に思い浮かべる存在だった農園、その御夫婦。

セシウムの日々蓄積される土地に見切りをつけ、幼い子2人を抱えての放浪を選択した彼らのことを思い出さない日はない。

「また自然農が出来る農地を探す」ということだから、また近いうちに自然農仲間として連絡を取り合えるような日がくることを願うし信じるが、またゼロからの出発になる。困難も多いと思う。

僕は彼らのためにも絶対に頑張る。もしもいつか、風のたよりででも、僕が頑張っていることを知って、少しでもそれが彼らの励みに繋がれば、という思いで頑張る。

 

ジャガイモを植え始めた。

今まで試行錯誤を繰り返てきたジャガイモ栽培。

今年は全く吹っ切れている。

かのご夫婦に何度も質問し、確認して、納得できた最も自然農らしい方法でやることで今年は迷いが無い。

 

素晴しきメキシカン

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一昨日のトリプル世界戦を見て、ボクシングがまた好きになった。ついついシャドーボクシングばかりしてしまう。

ボクシングに限らずスポーツ選手の(特に試合中の)パフォーマンスを見ると気分が少し悪くなることもあるが、一昨日はそういう要素のないとても爽やかな気持ちかきたててくれる試合が続いた。

大人のボクシングをチャンピオンがした。餓鬼っぽさが全然無く、素晴しかった。

昔ジムの会長がよく言っていた「今の頭と若い頃の体があれば、と思うがそれは幻想だ」「わかった頃に体がついてこなくなる」そんな言葉に僕も今ではとても納得しているが、この日の勝者3人は共通してそのキャリアに相当挫折を経ているためなのだろうか、例外だと思った。

まず無駄な動きがほとんどないこと。全て意味がある動きになっているように感じられる。そしてそれは大きな意識に基づいた動きになっていないこと。無駄な意識の動きがないのは明らかに見て取れた。集中している。虚栄とか衒いのようなものも全然感じない。

勝者と敗者のコントラストがまた鮮明だった。勝者は勝つべくして勝った。

特に最高にかっこよかったメキシカン、ジョニー・ゴンザレス。マニアの間では略してジョニゴンと呼ばれているそうで、なるほどもうすでに人気選手ということか。

原発騒ぎの渦中にある日本に気持ちよくやってきてくれて、被災に遭われた日本人をジョニーゴンザレスはサポートします、というふうなことの書かれたガウンで登場し、終始クールに振る舞い、長谷川対策の情報が全て体にインプットされていたかのような試合ぶり。強烈な左をフック、アッパー上下に打ち分け、かなり効かせていた左ボディーフックのフェイントのような動きで無警戒の右ロングを炸裂。頭と体が完全に一体となったボクシングに見えた。今まで長谷川も強いと思っていたが、この試合では相手が完全に上だった、なすすべなかった。

こんなマニアックなブログを書いているときか!とも思うが、このメキシカンの残像が頭に残っているので書いてみた。久し振りに酒も結構飲んでしまった。ああ、昔、中学生の頃もメキシカンにめちゃめちゃ憧れた。サルバドールサンチェス、あのクールに微笑んだ雰囲気がたまらなかった。23で死んじゃったあの時からほぼ30年。・・・・・う~ん30年後はあるかなぁ。生きてりゃおらぁ70数歳・・・そういえばさっきチラッと見た78歳石原都知事の会見良かった。自動販売機、あんなものなくせばいい。パチンコやなんてあんなもの朝からちゃらちゃらやること無い。欲まみれの日本!・・・良い!爺さん、遠慮しなくて、知事でも非の打ち所のないことなんて言わなくて。良いと思ったなぁ。あれれ失礼しましたとりとめなく。

 

横綱始動

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近所に住む85歳の長老。今も現役の専業農家である。畑の地主さんでもあり、ここに引っ越してきたときからいろいろと親切に声をかけてくださる。村内ではその恰幅のよさ、酒豪ぶり、それでいて大変博識なところ、等々から横綱と称され誰もが1目置いている。

そして今日、貫禄たっぷりに畑に登場。農作業している姿を見るのは今年初めてのこと。

オーラに吸い寄せられるように思わず近づき、お邪魔してしまった。

それでも機嫌良く応対してくださり、息を弾ませながら「今日はうまい酒飲めるわいガハハハ」なんてチャーミングに笑った横綱。

 

今日は雨の予報も大ハズレ。あたたかい風が吹いた。 

 

 

Yokozuna4.8

 

 

 

 

贅沢品

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うまくいったためしの無い春まきのほうれん草を、今年はかくれ一等地と考える窒素肥料分溢れたニセアカシア林伐採直後地に作付けした。伐根を避け、張り巡らされた根は、じゃまなものは地から切り抜いて溝を切り、種を降ろす。

例年大きくならずとう立ちしてしまうが、この肥えた地でどういう結果が出るのか、興味深く、勿論期待は大である。

半分本気で半分は実験、いつもそうなのかもしれない。 

そして自然の答えを待ち、受け取り、対応する、そんな日常は厳しく楽しい。

 

 

定期的にやさいを買っていただいている方の言葉「たかはしさんのやさいは贅沢品なんですよ」を僕はあえてもったいないぐらいの褒め言葉として受け取った。

原始的ともいえるような方法で栽培し、収穫量も大きさもある程度以上にはならず、値段と量のバランスから確かにそういう意味で贅沢品なのかもしれない・・・

・味にも別段はっきりとした特徴があるわけではないと思う。

・安心、安全はこれからどうだろう。目に見えない放射線の問題から、どうもカップラーメンの方が安心なのではないか、なんて。

カップラーメンといえば、報道によれば被災者の命を数多く救っている。極寒の中、身も心も衰弱した状態で味わう1杯のあったかいカップラーメンはどんなにかおいしかったことだろう。

うちのやさい?無力、こんなとき全くの無力。

でも、そこは仕方がないのかな。

 

今はごく1部の人の「贅沢品」ならそれはすごく嬉しい。そう割り切って考えている。「値段と量のバランス」からではなく、僕が思うことは、やさいを通して「自然回帰」のような解放感をいっぱい感じてもらいたい。そこはカップラーメンでは絶対満たされないところ、そんな機会を少しでも提供できれば嬉しい。そんな贅沢を。

努力します。ありがとうございます。  

 

 

Ittouchi4.7

 

 

 

難しいなぁ

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最低気温-5℃、最高気温19℃、温度差は24℃

なかなかキビキビと仕事をこなすことが難しい1日だった。なかなか体が順応しない。

気持ちも乗ってこない、これは単に甘えなのか。

 

そして何を今更って感じだが、作物を育てることってほんと難しい。

「苗半作」という言葉があるけれど、育苗を上手くやるってつくづく難しいsad 

いやいや畑に植えてからの残り半分だって相当難しい。

 

無事に冬越ししたものとばかり思っていて、草取りでもしようと久し振りにソラマメの圃場に行き、そこで約180株全滅を目撃weep

秋に植え付け、藁を厚めに覆って冬を越させる昨年成功した方法が今年は通用しなかった。イタタタタタタタタ

2月に無事を確認し安心していたのだが、3月に入ってからの寒の戻りでやられたのだろう。

 

Soramame4.6

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

がっくり肩を落とし、それから暫く・・・ 気分転換の儀式(?)立小便しに藪に分け入ると、目にび込んできた力強い緑色。

アサツキだ!この場所の群生は知らなかった。これはラッキーupwardright

 

Asatsuki4.6  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・こうして野草から生命のパワーを思い知らされる日々。

 

再スタート

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今日から4月。3月は寒い日が多く、小さなハウスの中やさいの苗たちにとっても厳しい陽気が続いた。

今朝も-6度だったが、夏やさいたちが順調に芽を出してきた中旬以降で、一体何日-5℃以下まで下がっただろう。

相当厳重に覆いをかけて守ってきたつもりだったが、あらためて見渡して半数以上凍死させてしまっている。発芽した時「皆かならず無事に畑に出してやるからな」と誓ったはずだが、どこまで本気だったか・・・。

自分のやるべきこれだけの仕事もやりとげられず、その上気候のせいにしようというあたり、蒔きなおしの作業をしながら自己嫌悪である。

”自然には勝てない”は言うまでもないことだが、最善の努力をしたかどうかを問い、悲しくなる。どうして、何度も繰り返すのだろう。

来年は播種のタイミングも再度考え直すことになると思う。

 

月が替わり日中は今年一番の暖かさになり、今日からもう一度気を引き締めなおして農作業に明け暮れよう、というスタートにはふさわしい。

畑の脇に、昨日まで成長が止まったようだったヤブカンゾウの芽が一気にぐーっと伸びた。

機を伺い、その時がくれば、相応のかたちを見せるだけの自然の成り行きである。

そしてその”旬”はあっけない短く、あっという間に過ぎ行く。

偉大な自然から学ぶものはと考え、感性ををいかに研ぎ澄ますか、といったところで、上っ面の言葉でしかない。

無為、無欲というのは無理だから、せめて欲張らずに生きていくことで少しはあやかれるものなのだろうか。 

 

 

Kannzounometabegoro4.01

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※もうそこまで冷え込むことも無いと予想し、次々旬をむかえるだろう野草の旺盛な生育、作物の状況もふまえて、”旬のセット”再開します。品目はあまり揃わないので、暫くはセットSのみの受付になります。

御連絡お待ちしています。