仕事納め

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今日が今年最後の野菜発送日。

貯蔵してある野菜と収穫する野菜、そして年末4点セット。

葉物の収穫は凍みの緩んだ頃と思い午後にしたが、まったく溶けていなくて焦った。結局スコップでなんとか削り取った。この3日ほど最高気温が0度前後と真冬の寒さになっている。

この時期の収穫は前日にしなければ間に合わないかも、と思いながら昨日は昨日の予定が目いっぱいでできなかった。

ともかく出荷を無事終えてひと段落ではあるが、明日は半日で最後の”こうじいらず”の脱穀を終わらせ正月予定の夜なべ選別作業に間に合わせなければいけない。夕方かみさんの実家に向かい大晦日は義父の形見の松と庭木の剪定を仕上げる。

正月中にも植木の仕事が入っていて5日が出荷再開。

白菜の取り込みはさすがにこのタイミングで終わらせなければならないし早く畑、小屋、道具類の片づけ整理整備もしたい・・・。

結局百姓の仕事は無限で追われる。

  

しかし、こんな忙しさ自慢、きっと不快に思う方がおられるだろう。

今年この忙しさの中で大きなミスを何度したか・・・ご迷惑おかけしたことか・・・。

本当に申し訳ありません。

 

無論ミスの言い訳のつもりではなく・・・

今後作業効率を上げるために改善すべき点をいくつか考えている。

詰めていき結果につなげたいと思っている。だが一方で、元々目指すところが”百姓”という生活である以上、忙しさから離れることはないのだろう、とも思う。

 

百姓には仕事納めという日がない。仕事はエンドレスで続いていく。日々を精進して重ねて1つ1つのことをしっかりこなせるように歩んでいくだけなのかもしれない。そのうち少しでもましな百姓になっていることを願って・・・。

 

 

なので、本当はカウントダウンとかゆく年くる年とかそんな感傷にはまったく縁がないのですが、メッセージカードの”良いお年をお迎えください”、皆さまにとって良いお年であったらいいなぁ、という思いは嘘ではないです。

今年はお世話になりました。ありがとうございました。

 

ブログ読んでくださった方ありがとうございます。

皆さまよいお年を。 

 

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神の白菜(未結球)

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自然美です。

このまま枯れゆく様を愛でるのもいいが、やはり畑の”食品ロス”を最小限に留めたい欲が出る。

というより、この未結球神白菜ざっと200以上あるが、全部採っても自家用鶏用に毎日回すには足りない。

細々と大事に大事に春まで食いつないでいかなくては。

 

味は力強くおいしい。

これを送ろうとしてるのか、と思われた方もいるでしょうか・・・いえいえこれは門外不出、外に出るのは半結球までです。

 

 

寒い冬の始まりになってます。 

 

寒中のような寒さだ、と今日あった人が言っていたが本当にそんな気がする。

収穫遅れて凍みてしまった大根を干してみた。

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結構戻った。さすが神の大根・・・

なんでも神をつけてしまう。だって神だから、なんのことはない流行に乗ってしまったのだ。

 

寒いけれど日は伸びました。

 

いやぁ、日が伸びてきたねぇ、と馬鹿みたいに繰り返している。

結構スルーする人が多いのでほんとに馬鹿みたいだ。

あとで笑われているのかもしれない。

 

さて、今日が最後の発送の方が多くいました。

4点セット、間に合いました!

喜んでいただけるかな・・・。

来年もよろしくお願いいたします。

 

年末年始の予定を少し・・・

最後の発送日は29日金曜日です。

1月2日火曜は休みで5日金曜に再開予定。

おなじみ(?)旬の(といえない)セット、1月はとりあえず続けます。

 

(さらに…)

一筋の光明

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このところの寒さで畑の土は凍り収穫は困難を極める。

人参を取り込むため収穫を始めるもあまりできず、もう来春まで無理かもしれない。

藁で分厚く覆っていた大根は凍みあがってしまった。

寒冷紗2枚がけでも葉物野菜は日に日に枯れてゆく。

年明けまで土が掘れたし野菜の傷みもさほどではなかった昨年と大きく違う。

昨年を参考に予定を立てそして祈ったが、自然に通じるようなものではなく・・・ わかっていること。

 

この時期の出荷作業はなかなか・・・枯葉を除く、そして小さくなった野菜をある重量まで揃えるのには時間がかかる。日が短いから闇に追られ焦る、手がかじかむ・・・そんな中でもただ1ついつも希望だけは失わずにみている。そしてギブアップを踏みとどまれる。

すこしでも、この野菜が食べる人の健康に寄与できるものであるから・・・

過去~現在、実例をもって伝えてくれた人たちの存在が僕のかすかな自信を繋いでくれた。

ハウスで育つきれいな野菜ではなく、ぎりぎりの寒さの中で耐えている野菜だからきっと強い。

見た目のみすぼらしさに卑下したくなる自分を戒め感謝と自信をもって発送する。

ぎりぎりのところからプラスに転化する瞬間というものがある。

・・・

鼻水を垂らしながら見た明るい夕日、僅かだが確かに日が伸びてきた。

それは春へ向かう一筋の光明。

 

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豆仕事急ぐ 4点セット

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12月も後半に入り一気に寒くなりました。

年内必須の庭仕事は残り5軒となり先が見えてきました。

畑の方は野菜を寒冷紗や藁で覆い、あとはせめて年内何とか生き延びてくれと祈るだけです。

3種類の大豆の脱穀もようやく目途がついてきて、夜なべの選別作業も急ピッチで進めています。

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さて年末といえば、皆さまお楽しみの(?)3点セット「黄な粉黒豆干し柿」、今年もなんとか間に合わせたいと思っています。

いや、今年は4点セット!良いもの入ります。お楽しみに・・・よし、これで後に引けなくなった、頑張ろう!!

 

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12月に入りました。今年も最終コーナーを回って最後の直線です。鞭をビシビシ叩いています。

畑の方は連日の霜で、野菜が甘みを増す・・・という段階から霜枯れの時期になりました。

”神の白菜”もだいぶ枯れてきました。

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まあしかし、自然に則ってるのが神なのでこれでいいのです。

・・・

とはいかないので

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不織布で頭を守るように覆いました。

さあこれで彼らは人間に守られた白菜ですね。

 

大根も年内出荷用を残して取り込んで土室に埋けました。

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良いお年をーとか言いながら蓋をして来春までの無事を祈ります。

・・・

さて、この時期は庭師になります。

有難いことに結構引き合いがくるので、出荷のある日を除いてほぼ毎日庭木の手入れの仕事です。

以前はなんとなく、反自然の行為だよなぁ、というもやもや感を若干抱えながらやっていたのですが、人間が守り育てる自然も良いものだなぁと思いながら、庭回りを楽しんでいます。この仕事は11年目です。

庭によって、木によって、同じようでも1つとして全く同じものなどないのです。当たり前のことですが・・。飽きっぽい僕が飽きないのはそのせいかなと思ったりもします。これは農業も同じことです。

自然と向き合って関わることを仕事にしながら暮らせるって幸せなことだと思います。

そんな暮らしを望んで移住してきたわけなので願ったりかなったりでした。現状に感謝し足元の、目の前のことを精いっぱいやっていこうと思います。 

鞭の痛さも快感と思って。