宅配終了

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「旬のといえないセット」の発送は今日でラスト。

レパートリーの選択肢はなく、今月は同じものばかり送ってしまったが、自家製味噌に関しては、「今までの人生で食べた味噌の中で1番美味しい」と電話で伝えてくださった方をはじめ、今年は特に「おいしい」と言ってくれる人が多くて、皆に毎回入れたけど、きっと喜んでいただけたんだろうな、という安心感になっている。

 

さて、これから生命の活動は加速してくる時期、しかしここで僕は、はやる気持を抑えながら、少し落ち着いて、そうそう味噌仕込んだりもありますね・・・ しっかり体制を整えて、準備よろしく雪解けの「旬のセット」で再開したいと思います。

また、宜しくお願い致します。

 

太陽

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太陽はただ、ずーっといつも、同じ場所で同じ風に、熱く熱く、明るく明るく、存在しているだけなのに、大きな愛を感じるものだなぁ、この時期は特に。

昨日より1分早く現れて、昨日より僅かに強く、1分遅くまで照らしてくれて、雪を溶かして、地面を温めてくれて。

気温はすぐに上がるわけではないけれど、生命量というもののフェーダーは秘かにぐぐっと数値を上げているだろう。

反射した陽射しがキラキラとして眩しい。その中に連鎖の気配を見つけることができる。何処からか微かに漂う香りが、本能をそそる。

1年で1番寒い今は、本来もうじっとしている時期ではないようだ。 

僕のそわそわにも、訳があるのだな。 

 

 

よく、太陽みたいな人、といわれる人がいるが、それが今、これを書いていて腑に落ちた気がする。

不動心、不動体、ただ自分のことを一所懸命、熱く、明るく・・・ そんな人が結果として他者を支え、導く人かもしれない。

 

そんな人にわたしもなりたい・・・

 

程遠いな。 

 

 

Taiyou1.28

 

待ち遠しい

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今日の発送を終えて、定期宅配の発送はあと1回になった。

貯蔵室の野菜も少なくなって、今月一杯で少しの間(?)"お休み”である。

 

畑一面の雪はまだ融けることも無く、明日はまた雪の予報だ。

 

そんな農閑期、少しゆっくりと過ごそうかな、という思いもあるにはあるが、もう片方で、わくわくどきどき、待ち焦がれている自分がいる。

夕方、5時半を回っても明るいのをみると、春も近いな、なんて思ったり。

 

ふっふっふ、今年いつもに増して、前のめりなのには理由があって、それは、ある”閃き”があったからなのだ。

それが何かは触れず、出し惜しみしておくが・・・。

 

元来思いついたことはすぐやりたいタイプの僕なので、自然に寄り添う農民らしく、と、はやる気持はぐっとおさえているものの、どうも落ち着かずに過ごしている。

どっしりとした大きな器を持つ人に、いつかきっと・・・僕はなれないな、と自覚しながら。

 

 

”閃き”についてはいずれ、このブログに記すことにもなるでしょう。

栽培上の結構重いところなので。 

 

ただ、今のところ頭の中で考えていることなので、実地でどう転ぶか、どう感じるか、それはなんともいえない、まあ、なんともいえないだけに早く試してみたい気持ちなのです。

 

う~ん、待ち遠しい!

アナタも? 

 

 

Yukinohatake1.25

 

 

 

 

 

四季のある悦び

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歳を重ねるごとに、そして自然豊かな田舎に移住してきてからの、さらに農民になってからの年数を経るごとに、その悦びは大きくなっている、と感じる。

最近は、暑くていやだ、とか、寒いのは勘弁、とか、雨ばかりで堪らん、とか、言わなくなった、と思う。 

 

 

Takibi1.23

プライベートゲレンデ

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まいにちまいにちさむいので、はたけにゆきがつもったままです。はたけはさかになっているのでスキーじょうみたいです。ゆめちゃんのかぜはだいぶなおって、かわりにぼくがかぜっぴきですが、がんばってそりあそびをしました。すごくつかれました。あせをいっぱいかいてすっきりしました。

きょうははやくねてたくさんねてはやくなおしたいです。

またあしたゆきがふるそうです。またあそびたいとおもいます。 

 

Soriasobi1.20

 

 

嫌なおっさんに

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今日は誕生日で1つまた歳を重ねたが、嘗て自分が抱いていた、歳を重ねるごとに人間が熟成する、かのような幻想は、もはや消え去っているので、期待する自分への思いも無く、唯の1日を、自分に正直に過ごしただけ。
 
あるお店のレジ。
一瞬の早業で取り出したレジ袋に商品を入れたところを見逃してしまった。
 
あ!!すいません、袋要らないです とあわてて言ったそのタイミングがお気に召さなかったとはいえ、
「それは先に言ってください!」なんてブスっと言われたら、普通はどう対応するのだろう・・・
嫌なことでもあったのか、とか、こういうトンマは相手にしない、等と思いながらクールにその場を去っていければ、カッコいい、そんな人になりたいとは思うが、僕は違ってしまう。
 
「この店、レジ袋削減キャンペーンやってるって放送、流れてたけど違うん?言うのが遅れたからって何故そんな態度だ?変だろ?テープ貼りは確かに面倒だろうが・・・あ、いいや、店長、店長いますかー!!
「あ、スミマセン忙しいところ、このお店がレジ袋削減キャンペーン中とは思えないですが。この人のレジ打ちと袋詰めのスピードは達人かもしれないけど、これでは逆に”袋要りません”というタイミングが測れない・・・」
 
ああ、今こういうのクレーマーって言うんだよな、なんて思いながら、どうにも腹の虫が落ち着かずに止まらずに・・・。
 
イイヤ別に、嫌なおっさん、うるさいじじいになっていくのも。人から見て"良い人"にならなくても。
そう腹を括って虫を治めた誕生日。
 

迷い

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きのうおおゆきでした。

ごきんじょさんがはかってみたら、25センチつもったそうです。

ぼくはたのしいきもちになったんだけど、ゆめちゃんがかぜをひいたので、ゆきだるまとかかまくらとかつくれませんでした。

でもなおったらつくりたいです。そりあそびもしたいです。 

すごくさむいのでしばらくとけないかもしれないです。そうしたらあそべるけど、ほんとうはゆきもとけてほしいです。

すごくあぶないからです。

どっちがきぼうかまよいます。

 

100年 120センチ

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ある知り合いの胡桃の木、推定樹齢100年、直径は長いところでは約120センチ。

ここは胡桃の名産地だが、NHKの特集でもかつて全国に紹介されたとかいう有数の巨木の伐採を依頼された。 

あまり気乗りはしなかった。御神木と言いながら、切ってくれ、なんて・・・。

実際木の前に立って、その風格に感じ入ってしまう。ああ人間とは実に人間的な理由によって、いともたやすく他生物の命を絶つんだからな・・・ いやしかしここは去来する思いは胸にしまいこみ、といいながら、料金までちゃっかり設定している俺って・・・ いやいやそんな暗~くなるような気持ちは消去して、職人の使命(?)を果たしたわけです。  

 

Kurumibassai1
Kurumibassai2
Kurumibassai3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

任務は運び出しまで。

1メートルに玉切りしてもチルホールの力を借りなければビクともしないほどの重量がある。

よく、人間は80%(だったっけ?)は水分である、なんて聞くが、木だって変わらないな。

生きるっていうのは、瑞々(水水)しいってことなんだな。しかしこれだけの巨体を満たすために吸い上げていたその水の量って一体どれほどなんだろう。

木の根は偉大、自然は神秘・・・なんて、また哲学者(?)が顔を出す。

真冬日に、汗だくになりながら。

 

・・・・

 

さて、命を断ち切られ材木となった御神木様、からからに水を抜かれ、蒔となって灰となり、地球の中心に還っていくんだよね。

 

初出し

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本日は今年の初出荷日。

この時期の「旬のといえないセット」の楽しみの1つと言われる(こともある)自家栽培青大豆、黒大豆、こうじいらずミックスの自家製味噌が入る。

一昨年仕込みの2年ものはなくなり、昨年2月に仕込んだ樽を今日初めて開けて、その新味噌をセットの1品とする。

まだ"若い”かもしれないが、味噌の味はしっかりとまあ良い味がするのは確認し一安心。 

 

 

Jikaseimiso1.8

 

 

グローオールドウィズミー

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大晦日、かみさんの実家で観ていたのは「紅白」。

○○も歳とったねぇ!なんて言いながら、というか、出てくる人出てくる人に「歳とったねぇ!」だ。

日頃はテレビもあまり見ないし、何年も見ていない顔をデジタル大画面で見ているのだから余計そうなる。

 

ほんとは、いちいち言うこともない、そんなのは当たり前のことで、誰でも等しく年をとる。変わらぬイメージなんて追い求める方がいけない。そして応えようと虚像を演じるが応え切れない歌手の姿。もう1人の自分は、なんか変だなぁ、と思いながら観ていた。芸能が分かっていないと言われたらそうかもしれないが・・・。

 

誰かさんだけは歳をとらない、なんていうわけにはいかないのだから、自分だって傍から見たら、「歳とったねぇ」だが、何も恥ずかしいことじゃない。白髪も目立ち始めたが、染めようなんて思わない。

 

あの人にも、あの人にも、あなたにも、僕にも、また新しく1年が始まって、1日1日、時を重ねていくんですね。

 

”一緒に歳をとっていこう”

ジョンレノンが死の直前にそう唄ってから、もう30年以上も経ってるんだなぁ。