自宅から見下ろす田園風景。天候に恵まれ稲刈りも滞りなく進んでいる様子が心地よい。
だが嬉しいはずの豊作が、米価を下落させ、ハッピーエンドとはいかないというジレンマ。
今年は秋が早かった。
”実り”も軒並み早いように思う。
まだ早いだろうと思いながら様子見に入った山の原木栽培きのこ圃場では、クリタケがびっしりと顔を出していてビックリ。嬉しい誤算というか予定外の作業だが、毎日山で収穫である。
途中の林道沿いに熊出没注意のたて看板があった。
この辺りで先日親子熊がいたらしい。
今年はツキノワグマの目撃件数が異常なほど多いそうな。
子供が通う小学校の通学路でも目撃情報が寄せられた。
山の餌(ドングリ)が不作らしく、腹をすかせて里へ下りてくるのだとか。
可哀想ではあるがどうしようもない。そして勿論会いたくはない。
だから歌いながら作業したりしているが・・・まあ、もし会ってもびびらないでいたい。
生物同士だ、寄り添いたい。 甘い?そう、そんなこと言っていて以前に地元の長老にどやされた、ふざけたこと言ってんじゃねぇ!
そりゃあ、抱っこしてあげようなんて思っていない。敵対心を持たず刺激せずにやり過ごせたらそれでいい。
といっても、こっちの気持ちなどお構いなしでダッシュで向かってくることも充分考えられる。
その時はひるまずに眉間に一撃叩き込もうと鉈をいつも持参している。
ダメだよ!と言いながらやるだろう。
一般的なケースでは、引っかかれたり噛み付かれてやられた人(めったに殺されはしない)が役場とかに通報、彼女(母熊)は射殺される。
実りの秋と一口で言うが、様々な結果の元、様々なドラマが生まれる。