怪我の前にやろうとしていた作業があった。
もうギリギリだ・・・と思って小さな牛蒡の芽の周りの草を取りたかった。
同じく落花生、人参、サツマイモも負けそうだから草取りしないと、と思っていた。
まだまだ他にも、かぼちゃもサトイモもショウガも葱もその時点で「ギリギリ」と思っていた。
ギリギリの綱渡りのような作業予定がぷっつり途切れて、さてこれからどう取り組んでいこう。
とりあえず、もう休むことはできない。痛みと戦い草と戦って、作物の命救えるだけでも救ってやるんだ[E:dash]
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作業の合間、腰の重さに潰されて畑に倒れこんでいるときに、柿の木に実が見えた。植えてから7年と半年、初めて生っているのを見た。
ああ、思えば、いつも追い詰められたような心境でやってきたような気がするなぁ。でも、粘って粘って、やってきたなぁ。こうして初めて柿の結実を迎えるまで粘った年月は、気がつかないけれど自分の中で大きな財産になっていると信じたいなぁ。