暖かい日が続いた後急に寒くなる。
そんな陽気のせいか11月にしては今年はいつも以上に葉物類が霜枯れしている。
寒さに弱い春菊は終わり、年内は元気でいてくれることの多い水菜、ターサイ、そして小松菜まで・・・
葉が変色し食べられるところは僅かになってきたものも多い。
野菜の取り込みと漬物作りと植木屋さん、近頃の僕の毎日である。
ということでわが農園は早くも冬篭りの様相。
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霜の降り始めた10月下旬からの"旬菜”本当に甘くおいしかった。
ほんの1月の輝き・・・。
しっかり育ってくれたのにどんどんどんどん枯れていく。
保温資材で覆っておけば3週間から1月きっと生きながらえるのに、きっとそれを望む方がいらっしゃるのに、感性にそぐわない、と栽培主はその手間よりもアルバイト。
”気に入ってもらわなくてもかまわない”的自分本位な発想はどこまで許されるかな、続けられるかな。
がん患者の方からいただいた1本の電話。
ゲルソン療法実践の為「たかはしさんの(ところの)やさいを柱に!」という熱いメッセージ、希望、願望・・・
「できない」と言った、荷が重かった。でも「できる範囲でいい、あなたの(ところの)やさいに決めたんだから!」と!!
胸の鼓動の高鳴りが止まらなかった。僕の”不惑”はまた遠のいていった。
「紫かぶの葉の漬け込み」