この畑今年はどうだろう。
約20年放置されていてジャングルのようだった 。
鍬で穴を開けソラマメ、スナップエンドウを植えた。
地中の萱(ススキ)や、バラ、アカシア等の木の根は大分腐植が進んで、堆肥化しているものも多い。
刈り払った藪や伐採した木を積み上げた"棚”もかなり低くなり、地面に近づいた。
開拓から3年、作業が大分楽になった。
よく「百姓は頑固」と言われるのが分かる気がする。経験するうちに「譲れないもの」が出来てくる。自然は一瞬ごとにその姿を変えるから、ノウハウは自分だけのものになってゆく。非常識なことも感性にしたがっていくと見えてくるものもある。
悪くなることはない。少しづつでもいいほうに向かうと思う。続けてさえ行けば・・・
変換を迫られていた件は、どうやら”白紙”になった。
地主さんはそうは言わないが、試されていたようにも感じる。土地への愛着と農業への情熱を。
先はまだまだ長い。少なくとも子どもが成人する頃までは、60ぐらいまでは、このスタイルで農業を続けたい。
機械に頼ることなく、原動力は自分の身体、そして情熱。
年末に腰に怪我を負ってから、朝起き掛けに約10分のストレッチをするようになった。
20代の頃から続けている整体体操とあわせて15分、朝の15分はでかいが「身体のケア」は最も重要なことだと思う。
身体が資本であることはスポーツ選手となんら変わりがない。
作業中も1時間ごとにストレッチ、作業後は地べたに座り込んで入念にほぐしてから家路に着く。
コンディションが良くなければ”情熱”は湧き上がらない。
今年は頑固に”3S”(睡眠、水分、ストレッチ)充分に。