今日も山へ。椎茸のほだ木を持って山へ。仮伏せする。既に山に置いてある2年もの、3年ものは天地返し。小さいのが顔を出してきた。もう少しすれば結構取れそう。
今日は雨の1日だったけどもう濡れても寒いということはなかった。
この冬は寒かったけど、信州に来て8年目にして寒さにも何となく慣れたかな、と思う。気候に慣れて、少しとっつきづらいと思っていた県民性にも慣れた。「ここで生きるんだ」という実感をようやくつかめてきた。
どうしても住みたくて2度住居探しに行った九州は今ではもう合わないかもしれない。
郷に入らば郷に従いすぎているかな?堅実で口下手で働き者で意固地な、僕は今ではすっかり「信州人」だと思う。感覚というのはこんなにも変わっていくのかな?
忘れてはいけないのは・・・
野菜をお送りしているのはほとんど都会の人。でも田舎暮らしへの思いを皆少なからず抱いているのがメールのやりとり等でわかる。自然を希求する想いが強く純粋だ。以前僕もそうだった。その目線は忘れてはいけないと自分に言い聞かせている。昔自分が「何」を求めていたか。些細なことに何故あれほど感動していたか。
僕は縁あってここにいて野菜を作っているけど、訳あって都市生活を送っている人に提供したい。もっともっと考えよう、その「何」について。
福寿草今が見ごろ