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食べたいものを食べたいだけ食べるということ

精密検査では胆嚢にコレステロールポリープ(良性)が多数あり、それが集まっているところが巨大なポリープ(隆起)に見えたのかもしれないが、特に問題ないです、という診断結果だった。とりあえず一件落着。

多数のポリープに関しては、なんとなく思い当たる節がある。

1つ例を挙げると、、、

昔から豚骨ラーメンが大好きだった。2000年に長野県に移住してきたら全然なくて、そのことが1番辛いと思ったほどだった。

今や長野にもすっかりラーメン文化が根付き、豚骨ラーメン屋もいたるところで目にするようになったのだが、ここ数年は食べたいという気持ちがまったく起きなくなっている。

それでも”俺は豚骨ラーメンが大好き”と頭にインプットした情報の元、たまには食べてみてまあ美味しいとは感じるのだが、胃がもたれたり気持ち悪くなったりでげんなりしてしまう。

だったら、もう食べなければいい。

結局、体の声を聞くだけでいいのだ。体が食べたいものを食べたいだけ食べよう。

 

若い時は誰でも無駄なことを沢山する。それは必然であり、それを無駄とも思っていない。

無駄の尺度は年齢により変わる。無駄と思うなら、そのときやめればいいだけだ。

無理が利かなくなってくる。無理と思うことにチャレンジしようという気力は必要なものかもしれないが、潔く割り切ることもより必要になってくる。

大ベテランだった衣笠さんが、若手(確かヨシヒコ)に弄られて「無理がしたいんだよ、オレは!」というCMがあったのを覚えている。少年だった僕からすれば相当なおっさんと思ったが、あの頃30代半ばだろう。まだぴっちぴちだった。

 

自然の摂理、年齢を重ねることへの肯定感が増している。楽しいことだと思う。

無駄がそぎ落とされていき、感覚が研ぎ澄まされていく。

これから、より自然体で心身健やかに生きていけるのではないかと思っている。

 

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