あまいあまいスイートコーンの収穫期が到来、特産地であるこの辺りは盛り上がる季節。
昼夜の温度差や晴天率、低湿度など当地の好条件が甘さの秘訣のようだ。
記録的な少雨となっているこの夏、すくすくと生育が進むわけではない分、より甘くそして虫害も少ないのでは・・・。
うちの”奇跡のコーン”を見てそう思う。
うちのは”特産品”に仲間入りしているスイートコーンではない。
あり得ない、邪道、道楽・・・農産物の名産地において無農薬栽培に貼られるのは大抵そんなレッテル。
経年の研究による適切な肥料設計、防除方法(農薬使用量や回数等)・・・農家のすべきことは農協が示してくれる。
・・・
もうこういう世の中の常をひっくり返そうと考えてはいない。
あるのは自分がなんとなく「得している」という感じだろうか。
視野が広がる。深く洞察し学習できる。深い満足が得られる。健康が得られる。
生命に深く広く向き合える。農業はそんな仕事・・・。
逆説のようだが・・・僕は狭く小さな農業に向かったのだろう。
子供のころからずっと「協調性がない」といわれてきた。
だから簡単にいえば、これが性に合っている。