旬のセットというからには、本当は旬のものばかりでセットを構成できればいい。だがなかなかそうはいかず、せめて箱の中に旬のオーラを発散している主役1つ2つは必ず入っていなくては、と思う。
旬というものは地域の気候とリンクしてやってくる。そしてその移り変わりは目まぐるしい。
ついこの前は淡竹が旬だった。
淡竹は今も採れることは採れるが明らかに違っている。
その後桑の実が旬を迎えた。採れ始めからちょうど2週間が経った今日も山のように採れたが少し違ってきた。
”旬”の期間というのは2週間、という気がする。
そして旬のセットを購入してくださる方、隔週の方が一番多い。
だから、前回はあれとあれが旬でした、今回の旬はこれこれです、次回の旬は・・・お楽しみに・・・といきたい。
自然の恵みを拝借して野草や山菜中心のセットとしている春の時期はそんな感じである。
まあ自然の旬がそうなのだから、これはある意味当然のこと。
で、その延長で野菜を栽培し農業をしたいとの思いで「自然農園」を屋号にもしているわけだが、気候に合うタイミングを計り、自然でないものの種を次々と播き、自然のコントロールもしながら、切れ目なく旬を生み出すという作業。この難易度は相当高い。
自然と栽培を考え時々わけがわからなくなったりもする。
だけど、旬だ!というオーラに五感が触れたとき、いやなことも何も一切合切忘れられてしまうほどの感動を味わうと、こんなにいい職業ないかもしれない、と思ったりするのだ。
切れ目なく次々と、まではいかなくても度々のそんな感動が旬のセットに少しでも詰まってほしい・・・
さてさて、今日畑で旬と感じられるものが2つ、ありました。
ズッキーニと
サンチュ
今日のセットに入りました。
ズッキーニは長く働いてもらいたいので、早採りの小さめの実を採っています。
旬とはいえまあ高卒ルーキーみたいなもの。身体が出来上がっていないので今酷使せず大事にしてあとで爆発してもらいます。
サンチュは焼肉とセットのイメージですが、旬の柔らかい葉は癖もなくサラダ菜として絶品です。