宅配出荷は休止中、育苗開始までの3週間ほど、形としては農業を離れる、だが、ここは大事な準備期間になる。
畑や種や道具、身体と心。
準備すべてよし[E:sign01]と気力充実で新たなシーズンを迎えたいものである。
かみさんの出稼ぎに便乗して、東京小旅行へ。
これは、1つ心の準備を兼ねた。
おお、やはり違う。東京は春でした[E:tulip]
が、目当てはリフレッシュだけではない・・・。
”遠くの視点”に触れることで得られることがある、と思う。
自分の仕事、作物のこと、自分自身について、身近な、同調をベースとした、そんな関係ではない人との会話から浮かび上がる、新鮮な気づきが。
そんな期待を在京の旧友に託してもいた。
現状を不満、或いは不安と思っているものではないが、視野を広げることの意義はあると感じている。
ネットサーフィンで得られるものなど、たかが知れている。
Kちゃんは変わらず理知的だった。
想像通り、クリアな視点の持ち主で、サシ飲みが何とも楽しい。僕は彼との会話から自分の課題、課題というか特徴を理解することができる。
壮大な夜景を背景に、言葉がセンシティブに細胞の中に染み渡っていくような感覚だった。
人口的な産物の極地、といえるその場所は無機質で、妙に澄んでいて、その時の僕には心地よかった。