小諸のマルシェ、体育館で催された。
標高は900メートル近く、朝は-7度ぐらいだったかもしれない。辺りの木立はきれいな樹氷で輝いていた。
底冷えがする体育館の中も1日を通して0~2度ぐらい。
そんな中、思っていたよりもお客さんがやってきて嬉しかった。
そして興味半分というわけではなく、腰をすえて自然農に取り組もうという思いをもって話しに来てくれた方が数人。
その都度僕は、栽培についてや価値観について等、長々とした話しをする。少し偉そうかな、と思いながらも。
同種の空気を持つ人と出会うことが増えた気がする。
嘗て自分が周りからまるで浮いていると感じていたことが今では信じられないぐらい。お互いの共鳴の中で会話が進んでいくことをこの頃はよく体感する。
ただたまたまそういう場所に行くからなのか、時代の変化の兆しというものなのか。
確かに寒かったが、辛さは全く感じなかった。
自分の中に何度も暖かい風が吹いたから。
こういう上質の小さなマルシェが末永く続いていきますように。