左足の痛風は序章に過ぎなかった。
昨夜の右足の痛みはMAX9を振り切った。結局一晩中眠れず、悶絶の夜、そして涙の夜だった。
こんなことがあった。
夕方保育園から帰ってきて「本読んで」と娘にせがまれたが、痛みがピークを迎え始めたころで「ムリだ」と振り払う。なおも執拗に迫られる「今日はいると思ったから保育園にいるときから読んでもらいたいと思ってたんだ」「明日の遠足より楽しみにしてたんだよ」・・・ 悶絶男布団をかぶり黙り込むばかり。
「おとうちゃんのばか!」「でてけ、うちからでてけぇ うえ~ん」
あ~あ でも仕方ないよ痛いんだから・・・
それから数時間経過、夜は更け・・・
「はいおとうちゃん おみずもってきたよ ・・・さっきはごめんね」
えっ・・・「ああ、ありがとう こちらこそ読んであげられなくてごめんな」「明日読んであげるからな」
「むりしないでね かんぜんになおってから じかんのあるときにすこしずつよんでくれればいいからね でもはやくなおるといいね じゃあおやすみぃ」
ええっ・・・なんてやさしいんだろう、いつのまにこんなに成長するのだろう。
布団の中でもがきくるしみながら、そのときの娘の笑顔を思い浮かべると何度も涙が溢れてくる。
夜明け頃豪雨、でも次第に明るくなってきた。楽しみにしていた保育園親子遠足決行!良かったね。
子供の自慢は置いといて・・・
母子出発の後、あまりの痛みにある決意をして出かけることにする。パジャマ姿のままでスリッパ履いて外へ、はいつくばって車まで辿りつく。しかしアクセルブレーキ果たして踏めるか、ちゃんと行き着けるのか、・・・病院まで。
昨夜からの痛みに耐えかね痛み止めの薬を飲もうと決めたのだ。ただ耐える時間ばかり過ごしていることがさすがに辛くなった。それにしても運転が問題。さんざん迷ってそしてついに一か八か行くぞ、という気持ちになった時、幸運の神が。
山の住人の1人Hさんが通りかかった。
僕の不自然な格好を見て「どうしたの?」と尋ねてくる。
「痛風なんですよ これから医者行こうと思ってます もう痛くて痛くて」
ここでHさん「薬持ってるよ 持ってきてあげるよ ちょっとまってて」
おー!「ありがとうございます!」 ほんとうにHさん助かりました。
こうして薬を飲むと、やはり楽になり、「痛み止め薬は必要だな」などと思いつつパソコンに向かうことが出来たわけです。
さて、そろそろ帰ってくるかな、今日はたっぷり読んでやれそうだ。