石川遼がカッコ良すぎる!
今期の獲得賞金全額被災地に寄付!そんなことができる人いるだろうか。
思うことは出来ても即実行できる人なんて。
石川遼の獲得賞金だ。それが1年を通じて義援金になる。どれだけ被災者の助けになるかと思うと、こっちが嬉しくなってしまう。単純に嫉妬心から、石川遼大嫌いだったが、もう自分の中では好き嫌いの次元を超えた。
見上げた人っているものだ。身近にもいた。
同じ市内の農家仲間だが、昨日高円寺実施された反原発デモに、もう農作業が忙しくなっているのにもかかわらず、出かけていった。彼は「今やるしかない」と口癖のように言っている。育苗中の苗は大事でも、もっと大事なことがあり、そこに迷わずエネルギーを注いでいるのがわかる。「すごい盛り上がりだった 何か変わっていくかもしれない」と伝えてくれた。「明日は(反原発のある団体の)会議だ」・・・高円寺のデモが相当の盛り上がりであったのはインターネットですでに確認はしていたが、そのことを嬉しく感じると同時に、今しかない、行動しよう、と思ったのは一緒だったと思うのに、実際行動する人と僕とでは大きく隔たりがあるなぁ、と何とももどかしさを噛みしめてしまった。僕はせいぜい署名をし自分の暮らしを見つめなおしていることぐらい。
といってそのことを自己否定の方向に進めても芳しいことはない。自分に出来ること出来ないことがあるのは仕方がない。
実は、自分の中で1つ実行を誓っている小さな思いがある。
自然農を続けられる限り続けること、だ。
ある御夫婦のことが頭にある。
今年の正月、僕が足を運び、歓迎を、案内を、刺激を受け、「ずうっといつまでもお互いの土地で、切磋琢磨しながら自然農続けていこう、高めていこう」と話し合って、常に頭に思い浮かべる存在だった農園、その御夫婦。
セシウムの日々蓄積される土地に見切りをつけ、幼い子2人を抱えての放浪を選択した彼らのことを思い出さない日はない。
「また自然農が出来る農地を探す」ということだから、また近いうちに自然農仲間として連絡を取り合えるような日がくることを願うし信じるが、またゼロからの出発になる。困難も多いと思う。
僕は彼らのためにも絶対に頑張る。もしもいつか、風のたよりででも、僕が頑張っていることを知って、少しでもそれが彼らの励みに繋がれば、という思いで頑張る。
ジャガイモを植え始めた。
今まで試行錯誤を繰り返てきたジャガイモ栽培。
今年は全く吹っ切れている。
かのご夫婦に何度も質問し、確認して、納得できた最も自然農らしい方法でやることで今年は迷いが無い。