2月1日。
プロ野球のキャンプが一斉にスタートし、「いよいよ今年も始まるな」という気分が高まる日。
と、そういいながら今日は畑に行かなかった。
風が強く、体感的にものすごく寒い1日だった。
室内で新聞をひたすら折り、袋にする作業。
元旦に5ステージも公演したことから始まって、1月は人形劇月間だった。
仕事をしたのは7日まで、だけどその後更にハードな毎日が待っていた。
優芽が嵌まったのだ。
物語やセリフにすごく興味が湧くみたいだ。そういう年頃なのかな。ままごとの一種か。
いろいろな絵本を題材に自分で考える。
脚色、配役、演出、みんな優芽。
セリフ、動きは指示通り、アドリブ禁止、かなり厳しい。
途中どうしても眠くなる、反応が鈍るともういけない、鼻の辺りを叩かれる、加減をしらない。涙が出そうになる。
昼寝もせずに夜の10時、11時になったって目が爛々と輝いている。遊ぶのが仕事だ、といって威張る。
ダメだダメだ、もうおしまいだよ、毎日毎日深夜近所中に響き渡るほど大泣きさせて、やっとチビすけ寝かせると、精魂尽き果ててしまう日々、そんな1月だった。
雪が少なく百姓仕事、植木の仕事思ったよりもやれたけれど、それより何より人形劇ばかりしていたような・・・。
さて、”いよいよ始まる”にあたって・・・
この頃「農業に追い風が吹いている」とか言われているけど、どうなんだろ。
一喜一憂、右往左往、なんてナンセンス。
追い風でも向かい風でも僕のやることは同じです。
「地道に1歩づつ歩く」だけです。
時代がどうのこうのというよりも、目の前の一歩をしっかりと踏みしめていきたいものです。
そんな気持ちで新聞を折っていた。