田舎暮らしに憧れてやってきて、就いた職は林業だった。
4年くらいやった。
それが僕の農業のベースだ。
自由にやっていい、と管理を任されている2000坪の山林。
季節の山菜、きのこの原木、薪、竹、落ち葉その他溢れんばかりの惠み、なくして成り立たない。
山林用ハイパワーのチェーンソー、除伐用刈り払い機・・・ こんなもの畑で使っている農業者って他にいるか。
さて今年も開拓!昨日開始。
1400坪のニセアカシアが群生する藪(畑)の開拓作業。
左上、右上、左下の順で、
山仕事でいう「地ごしらえ」、
この後苗木を植えつける。
僕の野菜作りの基本は同じようにここにこのまま作付けするやり方。
前職を思い出しながら毎年少しづつこのような開拓をしている。
確信はなかったが最初からなんとなく自信を持っていた。
大木が育つ”肥えた”地に、野菜が育たぬわけはないと思っていた・・・
最初試した土地でとてもうまくいき自信を深めたのだが、良くなかった年もあった。根が張れない、木のようにはいかなかった。
場所により、野菜の種類により、思ったように育たないこともあるのだと知った。
草の管理が思ったより大変だと分かった。
でも今回のこの土地はすごくいいのだ。
去年オクラを栽培し、確かめた。
ニセアカシアが豆科だから、というのが関係あるのかどうかというのは分からないが、本当に良く育った。
勿論無施肥で。
今年はどのくらい広げようか。
作付けを頭に描き、ワクワクしながら、とりあえず300坪、スタンバイOK。