虫潰しマシーンと化す
ものすごい数の育ち盛り食欲旺盛なニジュウヤホシテントウの子供が
ジャガイモの葉を食害している
しばらく前に卵を何万匹分か・・・片っ端から潰したつもりでも、すぐにそうなることはわかっていた
まあ何にもしないいつもの年より少ないのは確かだが
本格的な収穫まで3週間ぐらい
ジャガイモの収量確保のためには
6月の最後にまたとことんやり、7月に入ったらもう収穫まで何もせずに逃げ切る、という計画であった
よしやるぞ、機械になるぞ
そんな風に決めてかからないとなかなかすすまないのだ
あれっ、いろんなやつがいるな、こっちはおとなしめでピヨタイプか・・・うわっ、スズみたいな元気印がいるぞ、こんな子供のうちから回転逃げを試みようとしているのか、すげえな!とかなんとか・・・下手をすると、まあいいや、どんどん食え食え、なんて言いだしかねない
人間にジャガイモパクられれば、ころしてやる~と呻く小さい男なのだが・・・
さてとスイッチオン、没頭しよう
・・・・
・・・・
時間は知らぬ間に過ぎていった・・・・
まあなんにせよ、やるときはやる やらないときはやらない
コロの声に従い、そんな風に割りきって動いてみるとスッキリする
雨上がりの庭先で、放し飼いの鶏が小さな虫をひたすら掻きだしついばんでいる光景が思い浮かぶ
機械化は野生化なのかも
良識ある判断を目指す人間性
決まったら邪念を持たずスムーズに動く野生
兼ね備えていられたらと思う