ほぼ同時期から鶏を、それも同じく6羽飼っていたご近所さんに昨日悲惨な話を聞いた。
1週間程前、早朝やけに静かだと思ったら小屋の中に鶏は1羽もいなかった。
羽が1つだけ網にかかっていた・・・ なんと切ない。
夜の間に狐に入りこまれやられたようだ、と未だ落ち込んでおられた。
多分、その狐はうちの前の道に頻繁にあらわれるやつだろう。
そういえば何日か前見かけたとき、ずいぶんと大きくなった印象を受けた。肌艶も良かったかもしれない。
そして、やたら自信に満ちた態度が不気味で目に焼き付いている。
そこから僅か2メートル目の前に放し飼いされている鶏の存在に、勿論気づいているし照準を定めているのは間違いない。
放し飼いのスペースはネットで囲われているが、運動能力の高い狐が本気になれば侵入できるだろうと思われる装備。
狐は警戒心が非常に強いということが頼みの綱、という綱渡りである。
Ⅹデイはいつだろうか、と思ったりする。
元来いつ何がおこるかわからないのが人生や鶏生だが、その緊張感がより濃密に感じられる日が続く。
毎日精一杯生きて生きさせて接していたいと思う。
うちの場合は鶏舎の造りには自信があるのだが、狐の出没頻度の高い日没前後、鶏がまだ鶏舎に戻る前、一番不安なのはその時だ。
我が家の前の道、近所の方が夕刻犬の散歩で次々に往来する。
最後の方の散歩が大体いつも日没直前であることが有難い。
その頃に僕は、旬の野菜や野草を持って飛んで帰宅し、ひとしきり彼女たちに1日締めの満足と安心を与え、最後鶏舎を閉める頃には日が暮れる、そんなルーティンなのだが・・・
なんとあんな話を聞いたばかりだというのに、今日の帰宅が日没時間を回ってしまうという大チョンボ。
段々薄暗くなっていくなかで、うちにつくまで軽トラ運転しながら、いろんな事を考えた。
自分を責めたり、擁護したり、悔んだり、居直ったり・・・
ただいま!!
ざざーん
いちにさんしー
ごーろく!
あーよかった
今日も1日お疲れさん!
明日も頑張ろう!