外は台風の影響による激しい雨。
この時期に2週連続とは・・・。
先週、ここでも猛烈な台風の影響を受けた。
瞬間風速30数メートル・・・この辺りでは観測史上最大値だったらしく、庭の大木が倒れ周辺の山の木々もなぎ倒され電気が止まった。
まあしかしニュースを見れば台風は各所でもっともっと大きな被害をもたらしている。
たぶん九州や西日本在住の方からみればどうってことないレベルだろう。
防風林のある僕の畑に影響は少なく、ネギがへし折れたのと終わりかけのインゲンや夏野菜が支柱ごと倒れたぐらいだった。だが近隣のリンゴ畑では相当の落果があったそうだ。
・・・
その後爽やかな秋晴れが2日・・・
浅間山初冠雪
”神の白菜”収穫迫る!
そしてまた雨が来る前にサトイモサツマイモを掘ってしまいたかったのだがいろいろあってようやく昨日、やはり雨の中の収穫作業になってしまった。
だけどテンションはあがる。草に埋もれた中を数株掘っただけで、早くも例年の総量に近い収穫になった。
サツマイモの栽培は難しくない。
草取りを良いタイミングでできるかどうかだけだと聞いたことがあるが確かにそんな感じ、だが農業14年目で初めての経験である。
いまと思ったときにやれたのは初めてだった。ただ1度きりの草取りをちょうどたまたま数年ぶりに畑に来てくれた友人と一緒にやった。大助かりだった。
縁、運、タイミング、で物事は動く。
人間の力が及ばないところが人生の大部分かもしれない、とこの頃よく思う・・・。
さて、明後日朝は放射冷却により霜の降りる可能性がある。
できるならその前に、この豊作のサツマイモを掘り終えたい。
窓の外にはせっせと吊るした柿が500ほど。あれから7、8割の確率で雨天のためとうとうカビが出始めた。
天気を読めば仕込むのが早すぎたかもしれないが、スケジュールの都合もあるし柿の実が熟して柔らかくなる前の適期だった。
最善の選択のつもりでも結果については神のみぞ知ることになる。
”神は概念(god is a concept)”とジョンレノンの歌詞にある。
であるなら僕が持つのは、神が自然、自然が神、というコンセプトである。
独特で神とかけ離れたところに構築される人間界にヒトは生き、そこでは安っぽいもの重厚なもの様々なドラマが作られていく。
人間はその舞台の上で演じている。もちろんそこは否定的に捉えるものではないが、決して神には逆らえない。いや、神そのものなのだから・・・。
6,7年前に聞いた”循環農法”赤嶺氏の講演「ヒトと人間は違う」!それを認識して人生が変わった・・・という当時は難解に感じた言葉が今とてもしっくり入ってくる。
客観的な人生の変化は知る由もないが、反自然の我だらけの自分という人間が、もっと自然体というベースに近づけたら変わるだろうな、いろんなものが、いや、すべてが、見える世界、感じる宇宙が・・・。