隣接する畑でおじさんが鍬柄を振り草退治中。
久しぶりに顔を合わせたので挨拶を。
こんにちは 今年はこんな陽気だから草の勢いがすごいですね
おじさんにっこり笑って言う。
いやあ 草がすごいというより人間が弱ったから・・・
いつも草管理の行き届いた畑に、今年は少し草が目立っていることを僕が指摘したと思ったかもしれない。
もう92だからな・・・
92歳!
そのとき”92歳の挑戦者”という言葉が浮かんだ。
そう言った時のおじさんの畑と対峙する眼差しがまさに”挑戦者”というものだったから。
10数年前初めてお見かけした時からすればなるほど動きは確かに衰えている。
それが畑の姿に反映しているといえば確かにそうだ。
若い頃より数十年に渡って、篤農家として草と闘い草を圧して立派な作物を作り続けてきた方。おじさんの野菜、市場から引っ張りだこだったそうだ。
いや、まだ今でも立派な野菜を作っている。隣の(僕の)畑の作物とは比較にならない。
・・・・
おじさんが来年もここでまたキャベツを植えている姿を想像できる。
僕はそんな域まで辿り着けるだろうか・・・。
技術体力ではない、精神的なところで。
畑は挑戦者を拒まない
いつでも相手になってくれる
持っている能力を思いっきり出させてくれる舞台
百姓はいつも力を試している
満足感を味わうこともできる
打ちひしがれることもある
ただ思いっきり力を尽くして
試し続ける
いつか土にかえるまで
92歳チャレンジの舞台 立派なキャベツ
“挑戦者” への2件のフィードバック
自分の甘い生きようを考えさせられます。
えつおさん、田畑の調子どうですか?
きっと元気に溌剌とチャレンジされているのだろうと想像しています。