先日、友人からプレゼントして頂いた本の題名である。
1晩で読破し、その日から本からの影響の中で過ごしている。
作業をしていると、慣行の畑の2倍近い数の微生物が生息するという奇跡の林檎農家、木村氏の圃場が理想のイメージとして浮かび上がってくる。
木村氏に対しては、言葉が誇張に流れがちだという悪印象を持っていたが、この本では木村氏の圃場の謎(?)が客観的で科学的な分析によって紐解かれていくので、本に書かれる木村氏やその栽培に対しての印象はとても新鮮で、好感を持った。
農業を始め、休耕地(放置畑・・林)を借り、開拓したばかりの頃、思えば作物も今以上によく育ち、その豊かな生態系に感動を覚えたはずの僕の畑も、今では多くの場所で植生が単純化し地力の衰えた感がある。一生懸命栽培してきて、結果そうなってしまった。
だが”すごい”場所は全て無くなってしまったわけではなく、今でもしっかりと存在している。
今日はその取って置きの場所での植え付け作業。
白菜作付け半年休耕を繰り返すこと5年目、1月前には3メーター級だった草々が勝手に枯れるに任せただけの場所。
理想に近いものが現にここにある、という誇らしさも感じながら・・・ 目に鼻に、いい感じ。微生物慣行の何倍だろう?
すごい土だ!こんな場所ばかりならすごい畑だ!そこを目指そう!
具体策ではないが、なんとなくのイメージは抱いている。
畑の隅では草の中、
奇跡のなし!
奇跡の洋ナシ!
奇跡のプルーン!どうだ!
・・・・
奇跡の夕焼け