昨年までの所謂不耕起栽培での定植作業では、鋸釜や指先を使った半径5センチ円周内の耕起だったが、管理機を使うと50センチ幅ぐらいが耕され作付けしやすくなる。
そして植え付け直後の状態で、これまで5センチ離れた場所からまもなく押し寄せてくる他の草々との共生競争を余儀なくされていた幼苗に、数倍の距離と時間の猶予が与えられるようになる。
これまで野菜を草に”ギリギリ勝たせる”ことを理想に掲げてやってきたのだが、そこら辺りの感性には違いはなく
”草生栽培”っていうのか、こんな感じを変わらず大事にしていきたい。
トラクターで広い面積茶色く耕された農地を見るとなんか落ちつかず、自分がそうしようとはきっと思わないだろう。
環境云々をいうわけではなく、僕の好みとして。
手が間に合わず勝たせられなかった、ということが減るといい。いやきっと減るはず。
毎日一生懸命面倒見てきた苗達、畑に出ても皆苦労しながらも逞しく育っていってほしい。