畑に全部で6本の栗の木がある。そして他に大きな山栗が敷地内に1本。
そのうちの2本は僕が3,4年前に植えたもので、あとは何年も前に地主さんが植えたのだろう。借り受けた時ここはジャングルのようであったが、藪の中の栗の木は、つるに巻かれながらも元気な姿を湛えていたのが印象に残っている。
それらが今年は軒並み豊作である。
毎日それを眺め、夕方に栗拾いをするのがこのところの日課になった。
日々こうして実りの秋を実感できるのは、なんて幸せだろう。
ただ一般的な(無機質な?)畑で、野菜を栽培しているだけではない、一味も二味も奥深い醍醐味が、ここにはあるのだよなぁ。
そう、僕は恵まれている。恵まれて恵みの中で生きている。
人を妬むようなことは決してすまい。