”農薬、化学肥料の害といったら放射能どころではない”ということもないだろうが、実は気分としてはよくわかる。
原発に近い産地のものを食べるぐらいなら、農薬かかっていても西のものがいい、ということが正しいかは分からない。
ある農薬(殺虫剤)使用について、日本の基準値が世界基準の中でかなり高い(緩い)ことを知った時はとても驚いた。あまり知られている話ではない。
考えてみれば基準値を緩めれば経済は回るのだから、経済至上主義でやってきた日本の基準値は高くても当然かもしれない。健康のリスクを考えるならゼロに近づけるべきところを。
元々、原発事故がなくても日本の農産物は全然安全ではなかった。
日本人の3人に1人は癌で死ぬ時代になった。
経済成長とともに一気に普及した農薬、化学肥料は明らかに大きな影響を及ぼしているだろう。
勿論それだけではなく、排気ガスや電磁波や道路とか、ストレス・・・。
現代文明は発がん性物質が集まったようなものだが、これら複合汚染の軽減についても放射線量共々もっともっと真剣に考え取り組むべき時だと思う。
ホームセンターに行けば、除草剤、殺虫剤、それから化学肥料のオンパレードだ。
草1本ないことが素晴しい、きれいだという価値観が深く根付いているからか、畑だけではなく、家の庭にもしゅっしゅかしゅっしゅか撒き散らす。植物を根から枯らしてしまうという化学物質が土壌に染み入っていく様を、全国で撒かれるその量を想像すると恐ろしい。そして化学の成分で大きくなったものが人間の体に日々取り込まれていくことを。
今、食の安全といえばやはり1番には放射線量のことだと思う。勿論それは大きな問題だが、一方で、虫食いでも小さくても無農薬無化学肥料!と求める消費者が増えることもリスクの少ない食材が出回ることに繋がっていく。
すでに撒かれてしまった上に今後も延々続く放射能汚染に対して、農薬、化学肥料は農家個々人がもう撒かない、という対策を今すぐにとれるのだから。
東京朝市 アースデイマーケットは、無農薬、無化学肥料の食材や素材にこだわった手づくりの雑貨等が軒を並べる大きな意義のある、毎月行なわれているイベントです。
今月は25日(日)、どうぞ足を運んでみてください。
“今だからこそ無農薬、無化学肥料” への2件のフィードバック
送っていただいたかぼちゃ、今日2回目、煮て食べました。実に美味しいです。
高橋さんが言うように原発だけでなく、毎日の食の安全もみんなが真剣に考え直す時だと心底わたしも思います。
かぼちゃのブログと写真を見て、ある意味とても贅沢な育て方だな~と思いました。
えつおさんありがとうございます!
今は東京に戻られているのですか?
台風まともに来ましたね!
河川の氾濫など大丈夫でしょうか。
こちらただいま峠を越えたようです。
明日畑に行くのが少し怖いです。