もう1月半以上も小さな6センチポットに閉じ込められ息も絶え絶えだったミニトマトの苗。
もっと早く植えてやれたらよかったが・・・。
小さいままの姿で葉色は黄変し、暫らく前から申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
せめてもの償いと思い、クローバーが群生する厄介な植え処辺り、入念に草の根を取り除き、根が張りやすいように1株1株整えた。
そんなにしなくていいよ、ポットから出してくれさえすれば自分で何とか根を張ってみせるからさ・・・ と言っているのも感じたが、そうはいかなかった。畑に這いつくばって気の遠くなるような植え付け作業、スリッパ姿の髭オヤジ泥だらけになりながら、彼らに対する最初で最後の親心とでもいうべきか。
これから先はもう助けないから、のびのびと、自由に、苦労して、乗り越えて・・・。