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素晴しきメキシカン

 

一昨日のトリプル世界戦を見て、ボクシングがまた好きになった。ついついシャドーボクシングばかりしてしまう。

ボクシングに限らずスポーツ選手の(特に試合中の)パフォーマンスを見ると気分が少し悪くなることもあるが、一昨日はそういう要素のないとても爽やかな気持ちかきたててくれる試合が続いた。

大人のボクシングをチャンピオンがした。餓鬼っぽさが全然無く、素晴しかった。

昔ジムの会長がよく言っていた「今の頭と若い頃の体があれば、と思うがそれは幻想だ」「わかった頃に体がついてこなくなる」そんな言葉に僕も今ではとても納得しているが、この日の勝者3人は共通してそのキャリアに相当挫折を経ているためなのだろうか、例外だと思った。

まず無駄な動きがほとんどないこと。全て意味がある動きになっているように感じられる。そしてそれは大きな意識に基づいた動きになっていないこと。無駄な意識の動きがないのは明らかに見て取れた。集中している。虚栄とか衒いのようなものも全然感じない。

勝者と敗者のコントラストがまた鮮明だった。勝者は勝つべくして勝った。

特に最高にかっこよかったメキシカン、ジョニー・ゴンザレス。マニアの間では略してジョニゴンと呼ばれているそうで、なるほどもうすでに人気選手ということか。

原発騒ぎの渦中にある日本に気持ちよくやってきてくれて、被災に遭われた日本人をジョニーゴンザレスはサポートします、というふうなことの書かれたガウンで登場し、終始クールに振る舞い、長谷川対策の情報が全て体にインプットされていたかのような試合ぶり。強烈な左をフック、アッパー上下に打ち分け、かなり効かせていた左ボディーフックのフェイントのような動きで無警戒の右ロングを炸裂。頭と体が完全に一体となったボクシングに見えた。今まで長谷川も強いと思っていたが、この試合では相手が完全に上だった、なすすべなかった。

こんなマニアックなブログを書いているときか!とも思うが、このメキシカンの残像が頭に残っているので書いてみた。久し振りに酒も結構飲んでしまった。ああ、昔、中学生の頃もメキシカンにめちゃめちゃ憧れた。サルバドールサンチェス、あのクールに微笑んだ雰囲気がたまらなかった。23で死んじゃったあの時からほぼ30年。・・・・・う~ん30年後はあるかなぁ。生きてりゃおらぁ70数歳・・・そういえばさっきチラッと見た78歳石原都知事の会見良かった。自動販売機、あんなものなくせばいい。パチンコやなんてあんなもの朝からちゃらちゃらやること無い。欲まみれの日本!・・・良い!爺さん、遠慮しなくて、知事でも非の打ち所のないことなんて言わなくて。良いと思ったなぁ。あれれ失礼しましたとりとめなく。

 

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