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人災

 

農業や漁業に従事する人であれば皆一様に自然への畏敬の念を抱いていることだろう。

これを言うのは憚られるが、もしも自分の心血注いでいる畑が何かの自然災害で、跡形も無く消えてしまったとしたら・・・ きっと頭の中は真っ白、呆然と立ち尽くすしかない、へたり込む、涙も出るだろうが、いずれにしてもしばし放心状態だろう。そして自然の怖さ、大きさをはっきりと感じることだろう。それに対する人間のちっぽけさ、その構図が鮮明になり、ショックは大きくても納得はつくはずである。その根底にあるのは自然への畏敬の念だと思う。

ところが、相手がこの姿の見えない放射線の暴走となると、今現在直接の被害をこうむっている農家や漁師の方々の心情があまりにもいたたまれず、僕自身もせつない思いでいっぱいになる。

その思いをぶつけるべき対象はどこなのだろう。国?東電?化学者?事前までそのシステムの中にのっかっていただけの自分にも向かっていくことになる。ああ、人間てやつは!嘲笑的でネガティブな思いがこみ上げてくる。この事態は津波の被災と次元が違っている。

なんだか滑稽だ。直ちに健康に害がないことなんていうことは何の問題にもならない。10年後20年後青少年の甲状腺癌があちこちで多発する世の中なんてどうだ。

皆さんがとにかく自分自身と子ども達の身を守るよう最善の努力をして下さることを祈っています。

 

今日はネガティブでしたね。少し後悔しつつ公開します。

今と今より先のことを少しでも前向きに考えてやっていきましょう。自分にも言い聞かせます。

 

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