畑では葉物やかぶ、ラディッシュといったところの播種を少しずつ始めています。
まあ今更いうまでもないけれど、少しずつしか出来ないやり方です、機械を使った農業に比べれば。
今年も始まりました。鍬を鎌を握る手に気力と体力いっぱいに注ぎ込んで頑張ります。
石油資源に頼らなければ農業を成り立たせられないのかどうだか、かっこよく言えば僕はそこにチャレンジしているつもりです。
まだまだです。よく考えれば全然です。
1年間に軽トラに注ぎ込まれるガソリンの量は相当のものです。畑と家とが遠い上、畑が今現在4箇所に点在しています。これで人1倍使っているのかもしれません。混合ガソリンを使う草刈り機は必需品と言わざるを得ないのが現状です。チェーンソーは必需とは思いませんが、今の山暮らしの中では重宝していて手放せないものになっています。現在育苗をしているのは小さいとはいえ塩化ビニールのハウスです・・・。
実際自然農は誰もが、小さなスペースで100パーセントの手作業で出来るものです。
でも生業としては収入面が重要になり、その間のバランス感覚を保つことが常に大切になるのです。
ただベクトルを0に向けている意識は、頭のどこかにいつも持っているつもりです。
有機農業を志す人なら多分誰でも、何かあったときには鍬1本で家族の食料ぐらいは作ってやるぞ、ぐらいのことを考えたことがあると思うけれど、実際機械ばかりに頼っていて、その何かの時にはたして動けるでしょうか・・・。
これからの農業、1番の柱はやはり自分の身体だと思う。無限である自然と繋がっているものです。
限界は頭で作らなければ良いことです。
80歳代の方が極寒の中瓦礫の下で10日間耐え続け救出されたニュースを見ました。
皆頑張りましょう!