草の勢いがものすごい。”友達”とは言ったものの、あまり大変な状況ならやさい達をを助けてあげなきゃいけない。
そうは言っても7箇所に分散した畑、なかなか手が回らない。
”もう少し我慢してくれ”と念じながら見て見ぬふりをしてやり過ごすしかないここ数日。
"可愛い子には苦労させろ”と勝手な言葉を作って自分を落ち着かせる日々。
今日、草だらけの開拓畑に隣接する畑で除草剤を散布しているのを目にした。
僕は決して悪く言わないし、思わないようにしている。その気持ちは充分に理解できる。
きれいごとではない!百姓は草との戦いなんだ!と・・・ 確かに。
果たして草がなくなれば良い作物が出来るだろうか。確かに人も作物も楽になることは間違いない、でも楽になってはいけないのだ。作物も、その栽培夫も。 雑草は大きな"負荷”といえるけど健全な作物づくりには絶対欠かせないものなのだ。 なくしちゃいけない 楽しちゃいけない 草管理
近年"ストレス栽培”といって”負荷”を与え作物の力と味を高める栽培法もあるようだが、生物の本来の活力というのは"負荷”がかからなければ湧き上がってこないものだと思う。
人為的なことなど何もしなくても、我が農園、負荷の量なら負けない。ただ草が多いというだけではない。不耕起故、他の草の根ビッシリ、という"負荷”。 全国有数の少雨地域故、常に旱魃気味、という負荷。標高700メートル超の高冷地故、昼夜の温度差が激しいのも負荷・・・ 皆乗り越えろ! ・・越えていくぞ一緒に!!
強く、たくましく、自然体
見た目ではなく醸し出している雰囲気で”本物”だと感じられる
そんなやさいになってくれたらうれしい。
そんな人間に自分もなりたい。
陽に晒されてミミズたちもストレス!