写真をメールでパソコンに取り込んでから投稿する記事を書くという工程はだいぶ億劫だが、スマホから投稿できる機能があるということを教わり、久しぶりにブログをはじめよう思ったのだが、これがなかなか思ったようにいかない。時間、体力、気力、視力、ずいぶんと削られた。多分もうここになにかを書くということはないかな。
まあしかし、2年前まであれほど目の敵にしてたスマホに今やどっぷり浸かっていること自体を問題視する必要もありそうだ・・・。
20年前、農業を始めるにあたり遠方に住む先輩農家宅を泊りがけで訪れ、いくつかのアドバイスをいただいたが、その中に日記をつけてそれを公開すること、人となりを知ってもらうためにかなり重要、文章は下手でも内容がツマラナくても構わない、みたいな話があり、信頼する方の信用に足る話しだったので、僕は日記など小1の夏休みの宿題以外に書いたこともなかったが、農業を始めるとブログも開設し、なるべく頻繁に更新しようとしたのだった。
それから時代は流れてSNSなるものが現れて、しばらくそこには目を背けてきたが、結局は僕も始めた。時代の波に飲まれるように。
あの時のアドバイスは今も有効だろうか・・・ふと考えてみる。
あのころ日記(ブログなんて言葉もなかったな)を公開している農家なんてとても先鋭的に感じられてカッコイイと感じたものだ。それが差別化だったはずだが、今この雑多投稿物の溢れた時代にはむしろ黙っていたい気もする。
自然は奇跡のように日々を展開させていくが、それを至らぬ言葉で汚す必要がはたしてあるのかな?・・・ないな。