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生き物

「環境保全型農業」という行政の取り組みに加盟しているのだが、

書類の中に畑の生き物を挙げる項目があったので、僕は草の名前ばかり列挙した。

意表を突いたわけではない。

紛れもなく草も生き物であり、極力草を生かすようにして共存することで、他生物の住処にもなるのだし、多様性のある活力に満ちた畑になると思っているからだ。

活力のある畑で作物にはたくましく育ってほしい。

自分にとって環境保全農業のベースとなるのは、まず多種多様の草が畑にあることだと思っている。そして環境保全という言葉は広義だが、まず生きるために口に入れるものが健康であり力を持っていること、人の食生活がそういう環境であることが、実はかなり重要ではないかと思っている。

栽培として、草との戦いはもちろんあり、殺めねばならない命もたくさんある。だが、病原菌が寄生する温床としての人体を絶滅させてしまわぬように、生物は他生物によって生かされているのだから、殺生は必要最小限にしたい。篤農家の目指す草一本もないきれいな畑には恐怖を感じるし、そこで育っている作物が、見た目は立派でも貧相に見えてしまう。偏見ではないと思う。

そこを、うまくコントロールできればと思って、なかなかそうもいかないのだが、、、

とにかく共存、共生という考え方が大事。

ちょうど知人が体調を崩したと聞いたこともあって、僕はとにかく活力のある健康な野菜を育てたい、それがミッションだと、またあらためて思っている。

 

 

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