子供の夏休みは最終日。
僕は畑に捧げた日々を懐かしんでいる。
気が変になるんじゃないかと思うほど、捧げた気がする。
実りと反比例ではあったが・・・。
何しろ、この期間中は体験したことないほどの旱魃で、毎日野菜と接していて胸が痛んだ。
勝手に植えられ、充分な水も与えてもらえない、苦行でしかないだろう、かわいそうな奴等。
水汲み、水遣りは日課となったが、如雨露での水遣りなど、減量最終盤のボクサーがうがいをする程度のものだろうな。
来る日も来る日も雨を願って過ごした。
そして、一昨日ようやく来た。
1日中たっぷりの雨。収穫と出荷作業はずぶ濡れの中だったが、この上ないほど胸が弾んだ。
豪雨の被害の地域もあるようで、万々歳と騒ぐことはできないが、土の奥深く、命の水がこれほど染み入ってくれたのは何ヶ月ぶりだろう。
一夜明け、野菜の表情が激変していた。野菜だけではなく、畑全体の姿も。
潤いに満ちている。心が何て落ち着くんだろう。
今日は24節気の「処暑」。暑さが止む日という。
確かに感じるのは格段に爽やかな風。
さ~て・・・ぐっと集中力高めて一気に秋~野菜の種を蒔いた。