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宝畑

日中暑くなく、朝夕は寒くなく、こんなに”丁度良い”日和は今年初めてかもしれない。

山を降りて、大型連休を実感する。信じられないぐらいの車が行き交う。県外ナンバーの車が多い。

道の駅を久しぶりに覗くとまたビックリ、車が駐車できずに連なっている。

直売コーナーには、タラノメやウド、コゴミといったポピュラーな山菜のほかに、セリやノビルやヨモギといった野草まで、かなりのスペースをとっている。

最近こういうものも並ぶようになった。数年前はあまり見かけなかった。こちらの人「都会の人はこういうものを好むらしい」とか言っている。気がついたらしい。

そうなのだ、野草、山菜、都会人には感動なのだ(一概には言えないかもしれないが)。

 

そして僕の”感動”への探求は終わることがない。今年はギシギシ、アケビ、カラスノエンドウの新芽と開拓した。

さすがにこれらは直売所には並ぶとは思えないキワモノ、でも味は、それ程おいしくもないかもしれないが、全然まずくない、そして食べた時に感じる”生命力”のようなものに感動してしまう。

感動を伝えようと、宅配便に詰める。「好むらしい」からではない。

賛否あるかもしれない。でも僕の農業はこういう方向の線上。

なにより大事にしたいのは、確実に”旬”をお届けすること。

4反8瀬の開拓畑の中で、最近大きなウコギの木を見つけた。ドキドキした。かき揚げ、そして塩もみして刻んで炊き立てご飯に絡める「ウコギ飯」が頭に浮かぶ、本当に大好きだから・・・ 何だろうこの畑は、一体どれだけ宝がでてくるんだ!と。

山栗、山胡桃、アケビ、ニセアカシア、桑、ウコギ、クコ、ヤブカンゾウ、クレソン、ワラビ、葛、キイチゴ、ニラ、ヨモギ、ギシギシ、ナズナ、たんぽぽ、カラスノエンドウ・・・ この畑、他にもきっと宝があるような気がするのだ。

そして一生宝探ししていられたらいいなぁと、ふと思う。

Ukogi

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