もう42年続いているという。
佐久市の保育園で公演の、夏の人形劇観劇会に行った。
年に一度のこの日を本当に心待ちにしていたのが、子供たち、先生方の表情から感じられた。
その気持ちがひしひしと役者の側へ伝わるはず、皆精一杯の気持ちと技で応えている。
劇団の代表のYさん、42年続けてこの田舎町までやってきて(もう70歳を過ぎている)、今年もまたまた大熱演。
気持ちと気持ちがつながり、熱い空気に包まれた、歴史を知る小さな園舎。
「劇団の人たちが、楽しみに楽しみに待っていたみんなのために精一杯演じてくれました・・・」
「今度はみんなで練習した歌を劇団の人に、ありがとうの気持ちをこめてお返しに歌いましょう」
聞いたことのない歌だったけど、今度は子供たち先生方の一生懸命な顔と歌声が、汗を滴らせカーテンコールに立つ劇団員に向けられ、その中で、僕は感極まってしまった。
Yさんの70過ぎても30歳と変わらぬ動き、絶対に手を抜かない姿勢、その原動力は、これなんだ。
手を抜くことなんてできっこない。
自分の宅配野菜に置き換えて考えてみる。
目には見えない御家族の気持ち、僕はちゃんと感じているだろうか。
そしてどこまで応えているだろうか。
どれだけ手を抜かず、精一杯やれているだろうか。やっていけるだろうか。