「自然農のやさいいかがですかぁ」
先日の東京朝市、そんな掛け声で呼び込みをしていたにもかかわらず、「自然農の野菜っていうのは・・・」「自然農の野菜の特徴を教えて下さい」等と質問を受けると固まってしまった。
多分「あなたが栽培しているこの野菜は・・・?」という質問ならもう少しちゃんと話せるかもしれない。
世の中に大分認知されてきた魅力的な「自然農」という言葉を、さんざん利用しておきながら、最近もやもや感が灯るのは「括られてる」と思うとき。
畑に立ちやさいを手に取り、かれら自然農野菜と括られるのはきっと不本意だろうなぁ、と思う。
僕が括られ嫌いだからかな。血液型とかああいうもの、括られたらたまらないからいつもまともに取り合わない。
括ろうとするものすべてをダッキング(かがむ防御術)でかいぐぐり、ただ自然に、自由に、いつも自分のリズムに忠実に生きていたいと思うのは、僕も僕の畑のやさいたちもきっと同じなんじゃないだろか。
でもねぇ、やさいたち、世の中で生きていくには知ってもらわなきゃいけないんだなぁ。
僕ももう履歴書書くことはないだろうけど、自己紹介とかするかもしれない。
そんなときは”いい印象”のために頑張るんだよ。
努力しよう。
ほんの少し、我慢も必要なんだよ。
おいダイコン わかるかい?